俳優業に音楽活動に、積極的に展開中の中島健人(写真:サイゾーウーマン)

 中島健人が主演を務める7月期ドラマ『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレビ東京、以下『しょせん他人事ですから』)が、9月13日に最終回を迎えた。作品に関連した音楽プロジェクトも同時進行しており、中島が作詞や歌唱を担当した楽曲も配信リリース。しかし、「ドラマ・楽曲ともに、さほど盛り上がらずに最終回を迎えた」(芸能ライター)という。

目次

・中島健人主演ドラマの“敗因”
・中島健人、ドラマ楽曲続々配信もDL数伸びず
・中島健人、キタニタツヤとのCDは初週売り上げ2万枚

中島健人『しょせん他人事ですから』が盛り上がらなかった“敗因”とは?

 今年3月末をもってSexy Zone(現timelesz)を卒業した中島にとって、『しょせん他人事ですから』は、ソロ転向後初の主演ドラマ。累計210万部(電子+紙)を超える同名漫画(白泉社、原作:左藤真通/作画:富士屋カツヒト/監修:清水陽平)を元にした作品で、中人はネット炎上やSNSでのトラブル案件を解決していく変わり者の弁護士・保田理を好演した。

「さまざまなトラブルをめぐる被害者、加害者それぞれのリアルな実情が描かれ、SNS上の視聴者からは『ポップで見やすいし、めっちゃ勉強になる』『ドラマ自体が面白いし、ネットトラブルの教材としても最高だから、子どもにも見せたい作品』『説教臭くなくて、普通に面白いから見続けられた』と高評価が寄せられていました」(前出・同)

 とはいえ、動画配信サービス・TVerにおける「お気に入り登録数」は40.6万。同じテレビ東京の作品と比較すると、松本まりか主演で月曜午後11時台に放送されている『夫の家庭を壊すまで』のお気に入り数は97.9万(いずれも9月13日時点)と、倍以上の差がついている。

「『しょせん他人事ですから』の公式X(旧Twitter)は7月19日放送の第1話が、TVerで100万回再生を突破したと、29日付のポストで報告していました。ちなみに、『夫の家庭を壊すまで』は第1話配信開始日から25日目で、作品の総再生数が1000万回を超えたといい、公式サイトでは『テレ東の全コンテンツの中で歴代最速を記録』(原文ママ、以下同)したと発表されています。『しょせん他人事ですから』は視聴者の評判こそ上々だったものの、SNSで大きな話題になるほどのヒットにはつながりませんでした」(同)