宮崎県宮崎市に本社を構える宮崎トヨタ自動車(以下、宮崎トヨタ)は、9月6日(金)より宮崎県にて、WHILLが開発する免許不要の近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の取り扱いを開始した。
浮き彫りになる移動課題
全国的に高齢化が進む中、内閣府「令和6年版 高齢社会白書」や宮崎県「宮崎県における高齢化の状況」によると、宮崎県の高齢化率は33.7%と全国平均29.1%を上回る過去最高を記録したことが明らかに。
路線バスなどの公共交通網の縮小やタクシードライバー不足なども相まって、特に高齢世代の買い物やちょっとした外出が困難になる移動課題が浮き彫りになっており、誰もが気軽に移動できる環境の整備などが急務となっている。
近距離モビリティ「WHILL」
そこで注目したいのが、免許・ヘルメット不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティ「WHILL」。片手で操作でき、小回り性能や収納性の高い「椅子型」と、前にハンドルがあり操作感覚が自動車や自転車と似ている「スクーター型」の2種類がある。
椅子型の「Model C2」は、高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などが特長。「Model F」は、軽量化を実現した折りたためるモデルだ。
スクーター型の「Model S」は、大容量バッテリーによる長距離の走行とシンプルかつ必要十分な機能を備えたモデル。9月3日(火)に発表したばかりの「Model R」は、着脱式バッテリーやその場での旋回性能などを搭載し、住環境などに左右されにくいスマートかつハイパフォーマンスモデルだ。
日常から一時まで快適な移動を支える事業を展開
宮崎トヨタは、最新の「Model R」を含む全4ラインアップの取り扱いを開始。店舗に実機が配備され、来店客は安心してウィルの試乗やスタッフへの相談、購入などができる。