◆オイルクレンジングが肌にダメージを与える仕組み

顔というのは毛の生え際のところに皮脂腺というものが出ています。オイルクレンジングでオイルを塗ると皮脂腺の部分の皮脂まで全部オイルで溶かしこんでしまいます。それに、クレンジングで洗い流すと、毛穴を含めた皮脂腺表面をコーティングしていたもの全部を洗い流してしまいます。洗浄力は高いんだけれども、肌にダメージのあるクレンジング方法かなと思っています。

化粧の多少の汚れが落ちずとも、気にしない。肌が突っ張らない洗顔料に変える、という選択肢もアリだと思います。オイルクレンジングで皮脂腺まで含めて脂を洗い流してしまうなんてことは考えず、神経質にならなくてもいいと考えています。

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ポイント:クレンジングで完璧に汚れを落とそうとしすぎないように注意しよう。

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『40代の壁を乗り越える美容トレ』
<北條元治 構成/女子SPA!編集部>

【北條元治】

形成外科医、医学博士。東海大学医学部非常勤講師。株式会社セルバンク代表取締役。自身の細胞を使って若返りを図る「肌の再生医療」の第一人者としてその普及に努める。YouTubeチャンネル(@cellbank-TV)でも積極的に情報を発信し、巷で流行する美容法についての解説動画などで高い支持を集める。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)など。