2020年、世界中を震撼させた新型コロナウイルス。健康、お金、仕事。自分の意志とは無関係に、世の中が急速に変化していくのを誰もが感じたでしょう。

『やっとこっかな 近い未来のためにちょっぴり備える』(幻冬舎)は、近い未来のための“転ばぬ先の杖”。

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『やっとこっかな 近い未来のためにちょっぴり備える』(幻冬舎)わたなべぽん (著)
◆人生の後半戦をどう生きたい?準備しておくことは?

作者は「やめてみた。」シリーズが大好評のわたなべぽんさんです。人生の後半戦をどう生きたいのか、そのために準備しておくことは何なのか。「防災・家まわり・体と心」3つのテーマに分類した親切設計。私達も、本書と一緒に未来を考えていきませんか。

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◆自宅で過ごす時間が増えると…

コロナ禍で新たに導入されたのが、在宅勤務にリモートワーク。自宅で過ごす時間が増えると、当然、居心地の良さにこだわりたくなるもの。ミニマリストなど「シンプルライフ」が主流になりつつあるのも、コロナ禍の副産物といえるのかもしれません。

ここで注意したいのが、無駄を省こうとして、無駄な買い物をしてしまうトラップです。時短になるから、便利だからと、細々した調理グッズや掃除グッズを通販で仕入れ、かえって物を増やすはめに。

本書では、「欲しい」と思った時に心でつぶやく言葉を紹介しています。

「今、心は疲れていない? 買い物で心は埋まらないよ」

何かが「欲しい」と思う心の裏側には、もしかしたら満たされない空洞があるのではないでしょうか。自分と家族の未来のために、お金の使い方や物との付き合い方もみなおしておきたいですよね。

本当に必要な物は何なのか、物欲がわいた時にはまず深呼吸。「欲しいものリスト」に追加して、やっぱり欲しい、必要だと判断したら購入。「自分を変えるのは“もの”ではなく“行動”です」。本書のこの一言も、心に沁みてきました。