織田の主演で大ヒットした『踊る大捜査線』シリーズが再始動し、柳葉敏郎が演じる人気キャラクター・室井慎次をメインにした映画2部作が10月と11月に順次公開される。当然、主人公の青島俊作を演じた織田が主演する本編の新作映画も制作されるだろうと期待を集めていたが、一部週刊誌では「織田がオファーを拒否した」とも報じられた。

 オファーを承諾したとの報道もあり情報が錯綜していたが、今回のドラマが発表されたことで「踊るの新作出演は無理だろう」との声が多く上がっている。

 今回のドラマについては、ベテランの織田が「聞いたこともやったこともない長期間の撮影」と表現していることから、撮影期間が1年、2年どころではない数年がかりの大プロジェクトになると予測される。また、WOWOWが「全19巻を完全映像化」としているため、長期シリーズとなる可能性が高い。

 そうなると、ふつうに考えれば『踊る大捜査線』シリーズの新作映画を撮っている時間はない。強引に短期間で撮影すればできないことはないだろうが、そんな生半可な気持ちで長らく封印していた自身の代表作に復帰するとは思えず、本編の続編は「まずない」という見方が強まっているようだ。

 『水滸伝』は織田のライフワークになりそうな大作になるだろうが、主役を欠くことになりそうな『踊る大捜査線』シリーズはスピンオフ映画だけで打ち止めとなってしまうのだろうか。