なお、『きみの色』メインの3人は1600人に及ぶオーディションから選ばれており、鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖という若手俳優が、それぞれに秘密を抱えた個性的で愛おしいキャラを好演している。

 さらに、見守る立場のシスター役の新垣結衣が、落ち着いた話し方の中にある優しさと、後半で明かされる「秘密」にもつながる、奥行きのある演技にも聴きいってほしい。

<文/ヒナタカ>

【ヒナタカ】

WEB媒体「All About ニュース」「ねとらぼ」「CINEMAS+」、紙媒体『月刊総務』などで記事を執筆中の映画ライター。Xアカウント:@HinatakaJeF