現地時間9月8日、ドジャース・大谷翔平がホームランを放ち、大リーグ記録更新の「46-46」となった。残り試合は19。年間ペースは52本塁打、53盗塁であることから、前人未踏の「50‐50」が現実味を増してきている。

 そんななか、ネット上では早くも年末恒例の「新語・流行語大賞」に向けてある“アラート”が発令されているようで……。

「2021年以降、大賞に選ばれたのは全て野球絡み。この年の『リアル二刀流/ショータイム』は大谷がメジャーリーグで大ブレイクしたことによりある程度の納得感はあったものの、2022年のヤクルト・村上宗隆の日本人本塁打記録更新による『村神様』、2023年の阪神・岡田彰布監督が優勝を指して使った『アレ』は野球ファン以外にはまったく馴染みがなかったため、しらけムードに。さらに、ここ10年で見ると、2015年のヤクルト・山田哲人とソフトバンク・柳田悠岐が達成した『トリプルスリー』、2016年の広島優勝にちなんだ『神ってる』と、野球用語の選出が多く、選考委員のやくみつる氏が野球好きであることからゴリ押しではないかとの批判も聞かれました。もし大谷が『50−50』の偉業を成し遂げたとなれば、現状では流行語大賞最有力でしょう。しかし、4年連続で野球から選ばれたら、またぞろ『やくみつる大賞』『おじさん流行語大賞』と揶揄され、大谷や流行語大賞そのものにマイナスインパクトを与えることになりそうです」(芸能ライター)

 そもそも、今年の流行語大賞で期待されていたのは、パリ五輪メダリストたちから飛び出るであろう名言だった。

「日本はメダルラッシュとはなりましたが、アスリートからは目立った名言は出ないまま閉幕。流行した言葉といえば『誤審ピック』や『ズルーレット』といったネガティブなワードばかり。スケートボード女子ストリート競技で、14歳の吉沢恋(ここ)選手が金メダルを獲得した際の『金メダルに恋した14歳』の実況はいかにも狙いすぎていて、流行とまでは行かなかった。やく氏も『“誤審”が最大の流行語かも』と語り、肩透かしとなったようです」(週刊誌記者)