「男性差別だ!」に反論する意見には「男性がプラス料金を払うわけではないから男性は何も不利益を被っていないし、たった8日間のキャンペーンでなぜそんなに怒るの?」、「そもそも食べる量が違うのに食べ放題で男女同料金になることを不公平だと思っていないのがおかしい」といったSNSでの投稿がありました。

(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
また牛角を展開する株式会社レインズインターナショナルが8月30日に配信した今回のキャンペーンのプレスリリースには、「食べ放題での注文量が、女性は男性に比べて肉4皿分少ないといった背景からスタートした本企画」と記載されています。

カップルや家族でお得に牛角を利用することを促進していることから、「『一緒に牛角行こうよ』と女性を誘うこともできないモテない男性が怒っているのでは?」と、恋愛に絡めた批判ポストも見受けられました。

◆牛角ではなく“女性を叩くこと”で溜飲を下げている?

(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
(画像:株式会社レインズインターナショナルプレスリリースより)
また今回の件は男性がお値段据え置きで変わらず、女性が半額という内容です。この点に関して「自分たちが差別されているかどうかではなく、単に女性がいい思いをするのは許せないのでは?」といったポストも。

女性は優遇されるけれども配慮されていない男性の状況は何も変わらないのだから、男性差別とは言えないでしょう。男性差別ではなく女性配慮というべき施策に怒るのは、「女性がいい思いをするのはずるい」という思想が根底にあるように感じてしまいます。

実際に一部では「アンチ・フェミニストの男性たちが、“都合のいいことだけ男女平等を訴えて男性を潰してきた”として、女性への『復讐心』から理不尽に叩いているのでは?」と今回の事態を俯瞰する声もありました。牛角のキャンペーンそのものではなく、今回の件に乗じて女性全般をバッシングすることで溜飲を下げている男性も少なからずいるかもしれません。