松本若菜が主演する10月期のフジテレビ系ドラマ『わたしの宝物』が放送前から物議を醸している。不倫相手などとの子どもを夫との子と偽って産んで育てる「托卵」を題材にしており、ネット上で「テーマが気持ち悪すぎる」「タイムリーで気になる」などと賛否を呼んでいるようだ。
同作では、松本がフジ連ドラ初主演を務め、田中圭とSnow Manの深澤辰哉が彼女を取り巻くメインキャラクターを担当。妊娠を望んでいるものの夫・宏樹(田中)との夫婦仲が冷え切り、妊活どころか夫からモラハラまがいの厳しい言葉を受けていた主人公の主婦・神崎美羽(松本)が、かつて好意を寄せていた幼なじみ・冬月稜(深澤)と偶然再会し、一夜を共にして彼の子を宿す……というストーリーだ。
公式サイトのあらすじによると「仕事を辞めた美羽には離婚してシングルマザーになる道は残されておらず、もし宏樹が真実を知れば、子供がどうなるかわからない。『この子だけは、必ず私が幸せにする』。追い詰められた美羽は、愛する人の残してくれた宝物を守るために、悪女になる決断をする。冬月との子供を、宏樹の子供であると偽り、彼に育てさせるのだ」という経緯で、主人公が禁断の「托卵」に及ぶまでが説明されている。
これに対して、ネット上の視聴者からは以下のような拒絶反応が相次いだ。
「不倫モノですらドロドロなのに、托卵がテーマのドラマとか気持ち悪すぎる」
「托卵はシンプルに不貞行為だし、最悪の裏切りだし、ドラマで1ミリも美化してほしくない案件」
「托卵で苦労して傷付いた人が身近にいるから正直引く。私は絶対観ない」
「どう考えても托卵される夫が可哀そうなのに、純粋な被害者じゃなくモラハラ男に設定して『もともとは男が悪い』みたいにしてるのが怖すぎ」
その一方で「最近ネットで托卵が話題になっていたからタイムリーで興味深い」「現実だったらドン引きだけどドラマなら面白そう」「松本若菜さんの悪女役はめっちゃよさそう」などと好意的な意見もあり、賛否両論となっている。