(画像:『東野幸治のホンモノラジオ』朝日放送ラジオ公式サイトより)
(画像:『東野幸治のホンモノラジオ』朝日放送ラジオ公式サイトより)
しかも、東野の場合は『行列のできる相談所』など王道バラエティを担当しながら、毎回収録が大荒れになるアナーキーな番組『マルコポロリ!』(関西テレビ 日曜ひる1時59分~)も担当。さらに『東野幸治のホンモノラジオ』(朝日放送ラジオ 金曜よる25時~)では、テレビでは見せないギリギリのトークが売りで、サブカルチャーの話題なども聞かせている。

サブカルチャーのトークライブが多く開催される新宿ロフトプラスワンで行われたプロインタビュアー・吉田豪氏のバースデーライブにも出演するなど、本当に活動が多岐にわたっている。メジャーな番組からコアなコンテンツまで、差別無く仕事する脅威のベテラン芸人といって良い。

◆メジャーではない仕事でも面白がって多方面からファンを獲得

そんな東野の魅力は、何といってもクールでフラットな視点を持っていることだ。東野は芸人たちから感情がなく「白い悪魔」と呼ばれているが、その性格が幸いしてか何でも面白がり仕事にする懐の広さがある。

これだけ売れながら、新宿ロフトプラスワンのイベントに出演し、BSよしもとが制作する番組にも出演。YouTubeでは、自前のチャンネルに加え、VTuberとしての可能性を探る『東野・吉村のVTuberはじめました!』や、さまざまな芸人とコラボする『東野vs』などをそれぞれ展開。動画をしっかり配信しYouTuber並みの活躍を見せている。

売れっ子芸人ならメジャー以外の仕事は「恥ずかしい」「格が違う」など考えるところだが、東野にはそういった感情はない。フラットな視点で物事を見ているため、ベテランながら新しいメディアにも挑戦することに戸惑いがなく、結果として多方面でファンを獲得し成功している。