そんな東野の名前が知られるようになったのは、伝説の番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)だ。当初はレギュラーメンバーでは無かったが番組への出演が増え、「キャリー東野のアイドル虎の穴」、「放課後電磁波クラブ」など体を張った企画で活躍。

全国こでの知名度を獲得した東野は、『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)、『クイズ!渡る世間は金ばかり?!』(テレビ朝日系)などさまざまな番組に出演して知名度を上げていく。

さらに、今田耕司と「Wコウジ」と呼ばれ、『ノブナガ』(CBC)、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)などに2人で出演して人気を高めた。

◆人気番組からサブカルイベントへの出演まで幅が広すぎる

(画像:『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』フジテレビ公式サイトより)
(画像:『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』フジテレビ公式サイトより)
紆余曲折ありながら、現在ではトップクラスの司会者として君臨する東野。MCを務めるレギュラー番組は『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜あさ10時~)、『行列のできる相談所』(日本テレビ系 日曜よる9時~)、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』をはじめ、地方局・BSを含めるとテレビだけで10本ほどとなる。

さらに、特別番組では『THE SECOND ~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)や、日本テレビの年越し番組の司会も担当。ラジオ、YouTube、X・Instagram・Threadsなど各種SNSも運用するなど、57歳のベテラン芸人としては信じられないほどアグレッシブだ。

ちなみに、人気が高い今田ですら、レギュラー番組は不定期などを入れて6本ほど。YouTubeチャンネルも運営しているが、東野ほどコンスタントに動画はアップしていない。

そう考えると、東野は同世代の芸人で頭一つ抜けた仕事量で、還暦間近の芸人ながら第一線の千鳥やかまいたちなどと肩を並べるほどだ。テレビ以外の仕事も考えれば、もっとも忙しい芸人と言っても過言ではない。