「ラブ・ストーリーは突然に」や「言葉にできない」などのヒットソングを持つ、元オフコースの小田和正さん。独特のテノールボイスと優しいメロディが印象的なミュージシャンです。デビュー50周年を迎える小田和正さんの楽曲についてまとめました。
時代を超えて愛される小田和正の名曲たち
・名前:小田和正(おだかずまさ)
・生年月日:1947年9月20日(2020年現在72歳)
・出身地:神奈川県横浜市
・職業:シンガーソングライター・音楽プロデューサー
小田和正さんは、オフコースというバンドの元ボーカリスト。1970年にデビューし、1986年、オフコースの活動と並行してソロ活動を開始しました。1989年にオフコースが解散した後も、ソロ歌手として長きにわたって活躍し続けています。
小田和正さんは、オフコース時代から、テレビではなくコンサートと楽曲制作に力を注ぐというスタイル。にも関わらず、ヒットソングを多く持ち、若い世代でも名前や曲を知っている人は多いですよね。まさにジャパニーズポップスの大御所とといえるでしょう。
小田和正さんは、2020年現在72歳。メジャーデビューしてから50年が経とうとしています。大御所にも関わらず、松任谷由実さんや平井堅さん、ゆずなど、他のアーティストとのコラボや楽曲プロデュースにも意欲的です。
そんな小田和正さんの名曲と、過去に発売されたアルバムをご紹介しましょう。
小田和正のアルバム一覧
1stアルバム「K.ODA」(発売日:1986年12月4日)
1stアルバム「K.ODA」(発売日:1986年12月4日)
- 切ない愛のうたをきかせて
- 冬の二人
- 哀しみを、そのまゝ
- 1985
- 夜の行方
- 信じるところへ
- 明日、あの海で
- 空が高すぎる
自らがボーカルを務めるバンド・オフコースの活動と並行してソロ活動をしていた小田和正さん。このアルバムは、オフコースが解散する前の1986年12月4日にリリースされた、ファーストソロアルバムです。
ソロデビューシングル「1985」や、オフコースのデビュー曲になるはずだったという「空が高すぎる」など、全8曲が収録されています。
2ndアルバム「BETWEEN THE WORD&THE HEART」(発売日:1988年3月5日)
- a song of memories
- 僕の贈りもの
- 静かな夜
- I miss you
- 一枚の写真
- 誇れるのはたゞ
- in the city
- between the word & the heart -言葉と心-
- ためらわない、迷わない
- moon river
「卒業写真」や「翼をください」で有名なコーラスバンド・ハイファイセットの山本潤子さんをゲストに迎えた「静かな夜」や、映画「ティファニーで朝食を」の同名楽曲をカバーした「moon river」などが収録。
また、「僕の贈りもの」はソロ2作目のシングルであると同時に、オフコースの楽曲として制作されたものでもあります。
3rdアルバム「Far East Cafe」(発売日:1990年5月9日)
- 勝手に寂しくならないで
- 春風に乱れて
- 16号を下って
- 君が戻ってくるなんて
- Far East Café
- 恋は大騒ぎ
- Little Tokyo
- time can wait
- good times & bad times
- あの人に会える -a tune for sarazen's jun crassics-
オフコース解散後、初めてのソロアルバム。小田和正さんがソロ活動を本格化させ、ソロレーベルを立ち上げたのもこの頃です。
「Little Tokyo」と「good times & bad times」は、小田和正さん自身も出演したコーヒーブランドのCMソングに起用されていました。
4thアルバム「 sometime somewhere」(発売日1992年1月25日)
- あなたを見つめて (INST)
- 恋する二人
- ふたつの奇跡
- 思い出に変わるまで
- あなたを見つめて/冬子のテーマ
- 君に届くまで
- 二人の夏
- 風と君を待つだけ
- いつか どこかで
- 時に抱かれて/正木のテーマ
小田和正さんが制作した映画「いつか どこかで」のサントラでもあるアルバムです。映画興行は成功とはいえない結果でしたが、このときの経験は、後に制作されるもう1作の映画の設定・ストーリーとなっています。
5thアルバム「MY HOME TOWN」(発売日1993年10月27日)
- そのままの君が好き
- またたく星に願いを
- Come on
- 渚ふたりで
- 風の坂道
- だからブルーにならないで
- 今はきかない
- それとも二人
- let me hold you baby
- my home town
CMソングに起用された「またたく星に願いを」や、アニメ映画の主題歌だった「そのままの君が好き」が収録されたアルバムです。
アルバムタイトル曲の「my home town」は、小田和正さんが故郷の横浜を歌ったもの。京浜急行の金沢文庫駅で、電車の接近メロディとして利用されています。
6thアルバム「個人主義」(発売日2000年4月19日)
- 忘れてた思い出のように
- また、春が来る
- the flag
- woh woh
- 青い空
- 君たちを忘れない
- はるかな夢
- 19の頃
- こんな日だったね
- 風のように
- とくべつなこと
前作よりおよそ7年ぶりとなった6th.アルバムです。
「風のように」は、スタジオ録音ではなく、ライブ音源が収録されています。
7thアルバム「そうかな 相対性の彼方」(発売日2005年6月15日)
- まっ白
- 静かな場所
- 大好きな君に
- 僕らの夏
- Re
- 正義は勝つ
- たしかなこと
- 僕ら
- 明日
- 風のようにうたが流れていた
- そして今も
2005年に発売された7thアルバム「そうかな 相対性の彼方」。興味深いタイトルですが、「そうかなぁ?」という疑問形であり、同時にサブタイトル「相対性の彼方」の略でもあるんだとか。
収録楽曲11曲のすべてが、ドラマやCMのタイアップソングかダブルタイアップソングという珍しいアルバムです。中でも、「そして今も」は韓国の大ヒット映画「マラソン」の主題歌として起用されています。「マラソン」は2007年に嵐・二宮和也さん主演で日本でもリメイクされています。
8thアルバム「どーも」(発売日:2011年4月20日)
- 君のこと
- グッバイ
- 若葉のひと
- hello hello
- 誰れも どんなことも
- こたえ
- やさしい雨
- さよならは 言わない
- 今日も どこかで
- 東京の空
前作から5年ぶりのリリースとなった8th.アルバム「どーも」。当時小田和正さんは63歳で、ソロアルバム首位の最年長記録を樹立。また、同年のレコード大賞で最優秀アルバム賞を獲得しています。
JUJUさん、松たか子さん、スキマスイッチの大橋卓弥さんらがバックコーラスで参加しています。小田和正さんが長きにわたって楽曲プロデュースを行ってきたことから、交流があるようですね。
9thアルバム「小田日和」(発売日2014年7月2日)
- そんなことより 幸せになろう
- この街
- やさしい風が吹いたら
- 二人
- 今のこと
- 愛になる
- 彼方
- その日が来るまで
- mata-ne
- やさしい夜
9thアルバム「小田日和」は、小田和正さん自身が「最後から2番目のアルバム」と語っているアルバム。
発売は2014年ですが、制作に2年を要し、途中くじけそうになったんだとか。あまりに曲ができなくて、「セルフカバーに逃げようかと思った」とし、「最も七転八倒したアルバム」なんだそうです。
そんな同作ですが、初動7.5万枚という好スタートで、アルバムランキングトップ10入りにおいてはソロアーティスト最年長記録を樹立しています。