「非認知能力」を育てるためにパパママが意識したいこと
子供の「非認知能力」を高めるための大切なポイントをまとめました。普段の子供との関わり方を、少し工夫するだけで「非認知能力」を育てられますよ。
子供が自発的にやっている遊びは邪魔しない
子供が興味を持ち自分から始めた遊びはできるだけ見守ってあげるようにしましょう。引き出しから物を出したり、トイレットペーパーをたくさん引っ張り出したりとパパママにとっては困ってしまう遊びがありますよね。大人から見るとただのいたずらやふざけているように見えることもありますが、子供は好奇心を持って行動しさまざまなことを学んでいます。子供が自発的に始めたことは、邪魔をせず思いっきりやらせてあげることが大切です。
そうはいっても中にはほかの人に迷惑をかけてしまうなど困ってしまう行動もありますよね。そのような時は「やめようね」と声をかけ、どうしてもやりたい時は「別の場所でやろう」など、本人の気持ちを尊重してやりたい行動ができるようにしてあげることが大切です。
子供とのコミュニケーションを大切にする
非認知能力を高めるために最も大切なことは、親子のコミュニケーションを密にとることです。無償の愛で子供を包みこむことで子供は安心感と信頼感を得られます。いいことをしたら褒める、子供が泣いたり呼びかけたりしたら温かくこたえる、不安そうな時は寄り添うなどの関わりの積み重ねが大切。パパママがいつでも助けてくれるという安心感を得ることで、自己肯定感が生まれ非認知能力を大きく伸ばすことにつながります。
あまり口をはさまない
子供の行動に対して褒めすぎたり、叱りすぎたりするのもNG。パパママが口を出してしまうと、子供の自発的な動きが制限されてしまいます。子供が何に興味を持っているのか、何がやりたいのかに関心を寄せて黙って見守ってあげることが大切。子供がのびのびとやりたいことができる環境を作ってあげるようにしましょう。
「非認知能力」を鍛える遊び
家庭でも簡単にできる身近な遊びで、非認知能力は鍛えられます。例えば、砂場での泥んこ遊びは、子供の可能性を広げさまざまなことに挑戦できる子に導くのにぴったり。階段やソファーをのぼったりおりたりする遊びは、バランス感覚や運動能力を養えます。
絵本の読み聞かせは、大好きなパパママに絵本を読んでもらうことで愛されていると感じ、安心感や信頼感を得られるのでとても大切です。想像力が豊かになり、社会性や心を育てることにもつながります。語彙力を高められるため、非認知能力だけではなく認知能力も育てられるでしょう。
「非認知能力」について学べるおすすめの本
非認知能力について、より詳しく知りたいパパママにおすすめの本を集めました。
「非認知能力」の育て方:心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育
「全米最優秀女子高生」を育てた日本人のママが書いた本です。非認知能力に注目し、科学的根拠に基づいてどのように子育てをしてきたのかが分かりやすく書かれているのがポイント。非認知能力の重要性や具体的にどのようなことをすればいいのか書かれているので、すぐに実践できますよ。
非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める
遊びを通して非認知能力を鍛える方法を紹介している本です。0~5歳の子供を対象にしており、日々の遊びのなかでも非認知能力を高められるポイントが載っています。イラストがあり読みやすい内容になっているので、読書が苦手なパパママにもおすすめ。子育てにおいてどのようなことに気をつければいいのかが書かれていますよ。
私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む
非認知能力を育むために大人ができることは何なのかが書かれている本です。貧困家庭の子供を教育で救う活動をしているポール・タフの著書。日常生活で少し意識を変えるだけで子供の将来に大きな変化をもたらすことが書かれています。やや難しい内容ではありますが、子供にとってのいい環境作りのヒントが載っていますよ。
遊びを通して「非認知能力」を育もう
非認知能力とは、子供が生き抜くためにとても大切な力です。非認知能力を育てるのは、一見難しそうに聞こえますが日々の関わり方を少し工夫するだけでOK。子供の遊びをパパママがうまくサポートしてあげることで、非認知能力を高められます。非認知能力を伸ばせる幼児期に、ぜひたくさんの遊びや経験をさせてあげてくださいね。
文/野口明日美
提供・はいチーズ!clip
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