ランドリーサービスを通じて新しいライフスタイルを提案するOKULABは、地域の災害時サポートの一環として、非常用備蓄品を常時店内に備え、災害時に被災者や帰宅困難者に店内スペースと備蓄品を提供する「そなえるランドリー」の取り組みを、都内の「Baluko Laundry Place(バルコ ランドリープレイス)」2店舗でスタートした。

上質な洗濯時間を提供しているランドリー


「Baluko Laundry Place」は、居心地が良くデザイン性の高い空間と最新機器を備え、“洗濯がもっと楽しくなる”をコンセプトとした上質な洗濯時間を提供しているランドリー。


オリジナル洗濯洗剤&柔軟剤「peu」を使用したスタンダードコースをはじめ、洗濯物の素材や仕上がりの好みに応じて選べるように、洗剤や乾燥温度の異なるこだわりのコースを用意している。

なぜ今、ランドリーでの防災が必要なのか

南海トラフ地震発生リスクの高まりや、気候変動に起因した災害の発生に伴い、防災の重要性は年々高まっている。日常の生活に必要不可欠な「洗濯」を担うOKULABでは、災害時に地域の人に提供できる役割を検討してきた。

特に断水や停電が発生した際の衛生環境・洗濯手段の確保の問題は、過去の災害発生時にも大きな課題となっており、自治体と民間が連携した防災の取り組みも始まっている。さらに、24時間営業しているコインランドリーの利点を生かした災害時の居場所の確保についても、必要性が顕在化し始めている。


2023年5月、北海道オホーツクエリアの小清水町では、災害時も平常時も活用できる「フェーズフリー」の考えに基づいた防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」内に、「Baluko Laundry Place 小清水町ワタシノ」がオープンした。町に唯一のコインランドリーとして、平常時は洗濯サービスを提供し、災害時は非常電源、貯水槽の設備を用いた避難所の洗濯設備として使用される。