5日、TBSは昨年10月にスタートしたバラエティ番組『ジョンソン』の終了を発表した。
『ジョンソン』は、かまいたち、見取り図、ニューヨーク、モグライダーという新世代の4組をメインMCに抜擢。ダウンタウンを中心に2005年から13年まで続いた同局『リンカーン』の後継番組として大々的にPRされていたが、たった1年での終了となった。
同枠では10月から中居正広、東野幸治、ヒロミという50代の3人がMCを務めるトーク番組『THE MC3』が放送されるという。
『ジョンソン』と同じく昨年10月からフジテレビで放送されていた『オドオド×ハラハラ』も終了が発表されているが、こちらも後枠の『この世界は1ダフル』で東野がMCを務めることになっている。
『オドハラ』もまた、オードリーとハライチという新世代のMCを抜擢した番組だった。テレビ東京の『ゴッドタン』などで知られる佐久間宣行氏を総合演出に迎え、鳴り物入りで始まった番組だったが、こちらも1年で終了となった。
くしくもTBS、フジテレビの両局が昨年10月にバラエティ界の世代交代を試み、ともに1年で撤退したことになる。そして、ともに東野がその後釜に座ることになったわけだ。
1967年生まれの東野は現在57歳。いうまでもなく、ダウンタウン世代の芸人である。
昨年末に松本人志のスキャンダルが報じられ、活動を休止。長くテレビの中心にいた松本の退場により、大きな席が空いた形になった。『ジョンソン』のかまいたち、見取り図、ニューヨーク、モグライダーにとっても『オドハラ』のオードリーとハライチにとっても、世代交代する絶好のチャンスだったはずだ。
今年7月、東野自身が『ジョンソン』の後番組について語っていたことがあった。『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、「『ジョンソン』が終了し、中居・東野・ヒロミの新番組が始まる」というネットニュースを見た感想として、「文言が非常に気になって、思わず僕、メモ書きしました」と切り出した東野。