◆マッチングアプリでは、会う前に「通話する」

麻衣さんは東京に来て写真を撮りなおしました。

「全然違う! 前の写真では大人しそうに見えたのか、会った人に『意外としゃべるんですね』って言われることがあったんです。この写真の方が明るくて、若く見えます」

マッチングアプリのPairsは金曜日の夜に登録しました。これは、新規登録で注目される3日間を週末に合わせて有効に使うためのテクニックです。麻衣さんには400以上の「いいね」が集まりました。その中で年齢・居住地などでふるいにかけながら、数十人とマッチングします。

婚活を始めた当初は、いい人がいたら相手に合わせて引っ越して、相手の地元で仕事を探しても良いと思っていた彼女。しかし、「いい人」になる前の状態で、遠くに住む人と会うのが極めて面倒くさくて続かないのだそうです。麻衣さんには男性と“試しに会う”のが億劫(おっくう)になりやすいという悩みがありました。

そこで、マッチングした男性にはメッセージを3往復した時点で通話を提案するようにしてもらいました。Pairsの通話は最大15分ですが、プロフィールだけではよく分からない相手の雰囲気が分かるのでおすすめです。

なお、数十人とマッチングしても通話までできたのは十人前後だったそうです。