宮崎県高千穂町に本社を構えるTrailheadは、観光庁の「地域観光“新発見”事業」に採択され、「高千穂の人と棚田と神楽をつなぐアクティビティプログラム造成事業」を開始。

12月1日(日)に、高千穂の棚田で観賞する「夜神楽」を初開催する。

棚田での観光プロダクトを開発し販売を目指す

高千穂町は、高千穂峡を始め、つなぐ棚田遺産の棚田(町内44ヶ所認定)や、夜神楽などの世界に誇る景勝や伝統文化がある町。そして、その風景や文化を守ってきたのは他ならぬ高千穂の人々だ。

高千穂へ訪れる入口をつくりたい、自然を体感してもらいたい、という想いを持つ同社は、好きな棚田を眺めるだけでなく、体験を通して味わってもらいたいとの思いから、基本会員制のサービス「タカチホ棚田キャンプ」を開発。地元の人々と一緒に、新しい文化を創り出している。

また、「高千穂の人と棚田と神楽をつなぐアクティビティプログラム造成事業」では、「高千穂の人」にフォーカスし、農閑期の棚田キャンプ場から文化を創造。「棚田における夜神楽観賞イベントの実施」「棚田キャンプライブクッキングプログラム開発」「棚田ハイキングフィールド造成」によって、高千穂の人々が作り上げてきた歴史、文化を体験し、地域の人、訪れる人が楽しめる棚田での観光プロダクトを開発し販売を目指しているという。

尾戸の口棚田の圃場内で「夜神楽」講演を実施


「高千穂の人と棚田と神楽をつなぐアクティビティプログラム造成事業」では、3つのプログラムが計画されている。

まず一つ目は、「棚田における夜神楽観賞イベントの実施」。尾戸の口棚田の圃場内で高千穂の「夜神楽」講演を実施する。棚田キャンプの会場にて、野方野神楽保存会及び大平村おこし協議会と協力し、集落の人と訪れた人が交流しながら楽しめるプロダクトとなる。

「夜神楽」の前後には、高千穂の米の話、神話の話など、「夜神楽」の深みが出るよう企画中とのこと。「夜神楽」は、五穀豊穣への感謝と祈願を込めて奉納されるため、高千穂が大切に続けてきた棚田で見られたらという思いで企画されている。