人生でやりたい仕事が見つかり、資格取得や就職に辿り着く女性たち。
しかし、女性の多くが手に入れた仕事やキャリアを家庭や家族といった自分以外の理由で手放さなければならなくなる。
疲れてもしんどくても進まなければならないワーママの人生。
転職やパートナーや子育てなど様々な悩みと向き合い、乗り越え、幸せを見つける。
今回、仕事と家庭のはざまで努力し、戦い、悩み、そして幸せをみつけたある女性のストーリーをご紹介したい。
<今回お話を聞かせてくれた方> み な も っ ち..さん
み な も っ ち..さんは、小学2年生と4年生の男の子、4歳の女の子と暮らす母親歴10年目の保育士ママさん。
日頃から育児や子育てを中心にブログやSNSで鋭くも面白い情報を発信されており、最近パートナーの2ヶ月の育児休暇について呟いたツイートが話題になりました。
今回、そのツイートの背景とそこにあるみなもっちさんの想いについてPRIME編集部が取材。彼女の持つストーリーとは…?
【ワーママの転職】努力して手に入れた仕事
結婚前に他分野から転職し、保育士の資格を取り、ものすごく努力してやっと手に入れた大好きな保育関係の仕事。
しかし、長男妊娠中に見学した9つの保育園全てで「1歳児は基本的に入園できません」と言われた。
子供たち3人とも0歳で保活に奔走、どうにか預け先を確保して職場復帰にこぎ着けた。
当初、夫婦共働きで協力して育児をするはずだった。
ところが、なぜか出産前後に夫の会社が倒産したり、人が大量に辞めたりする状況に。そんなことが重なったのもあり、「仕事をがんばることが家族への貢献」となってしまった夫と、育児をワンオペで全てこなすしかなかった私はすれ違いを重ねた。
【ワーママの転職】大切な仕事と生活 退職の決意
そして私に訪れた「仕事も家事育児も全て中途半端になるぼろぼろの生活」ーそのあまりの状況に耐えられず、夫との溝を埋められないまま3人目の育休復帰直後に一旦退職を決めた。
最初に「育休は取れないの?」と夫に聞いた時も「取れるわけないやん」
子供が発熱した時の連絡先を決める時も「普通母親やん」
私自身もその返事に「ああ、そういうものなんかな」と思ってしまった。
当時、「父親が当事者として参加する家庭がどのようなものか」が、全くイメージできず、身近にそういう人もいなかった。
まわりも専業主婦と兼業主婦の違いはあれど、母親がとにかく倒れるまで頑張って家庭を回している人ばかりだった。
でも、今ならわかる。