◆住む場所にも困っていた彼と、一緒に暮らし始めた

 ここまで聞くと詐欺ではなく浮気被害ではあるが、具体的な詐欺被害として、「話はさかのぼりますが、彼と最初にマッチングアプリで知り合い何度かデートを重ねた後、仕事が忙しそうだったので音沙汰がない時期が続きました。それから半年後に急に『事業に失敗して借金ができて困っている』という連絡が来たんです」と説明する。

みねおかさん
みねおかさん
「怪しさは感じましたが、私も経営者なので負債を抱えることの不安は理解しており、ついつい同情してしまいました。また、彼は家を引き払って茨城の実家に帰らなければいけないとも言っていて、それでも仕事は主に東京でやっていたため、住む場所にも困っている様子でした。

 そこで私の自宅の部屋が余っていたので、『1週間くらいなら泊めてもいいよ』ということで家に泊めました。家に赤の他人がいる中、もしこれから先も一緒に住むなら結婚を視野に入れた関係じゃないとダラダラ続いてしまうのは嫌だと思い、彼に伝えたところ、そんなに言ってもらえるならそういうことでお付き合いさせてくださいということになりました」