◆きっかけは東日本大震災

和風猫本舗
 こちらのお店がオープンしたのは2017年。ですが、オーナーの金井さんの保護活動は2011年までさかのぼります。

 その年に発生した東日本大震災で、飼い主と暮らせなくなった動物の保護ボランティアをしたことがきっかけで、保護活動に興味を持ちました。

 そして、その当時、高齢者向け福祉施設で働いていた金井さんは利用者さんから度々「自分たちに何かあった時に、ペットの面倒を見てくれる人がいない」という相談を受けていました。

和風猫本舗
 高齢者の方々と動物のどちらにも安心して暮らして欲しい。そんな思いから、最初に立ち上げたのが「ペットシッターMiacis」でした。

 その後、自身で船橋市を中心に猫の保護活動も開始。保護した猫の受け皿として保護猫かふぇ「和風猫本舗」をオープンしました。

和風猫本舗
「不安よりも、自分ができることをやっていこうという思いが強かったです。

 オープン当初は、看護師の資格を生かしてスポットの仕事をし、保護猫カフェの維持費や活動費などを捻出(ねんしゅつ)することもありました」(金井さん、以下同)

 と、オープン当時を振り返りました。