【黎明期~1970年代】偉大なる名作の少女漫画10選!
まず紹介するのは漫画の神様といわれる手塚治虫先生の作品や、元祖スポ根ものと言われる作品が多く傑出した1970年代から以前の漫画を紹介します。
このころの少女漫画はまつ毛がバサバサで、パッチリとした派手顔のザ・少女漫画というタッチが特徴的です。ぜひ絵のテイストの違いにも注目しながら読んでみてください。
『リボンの騎士』(1952~)
漫画の神様、手塚治虫先生が手掛ける少女漫画です。うっかりものの天使ティンクのせいで、男の子の心と女の子の心を持つ王女様が主人公。リボンの騎士として活躍する凛々しい姿に多くの人が心を奪われました。
『ポーの一族』(1972~)
萩尾望都先生の名作「ポーの一族」は、永遠の命を持つバンパイアの美しくも切ない物語。2019年にはなんと40年ぶりに続編を発表し、多くのファンを喜ばせました。
『ベルサイユのばら』(1972~)
宝塚歌劇団でも上演される人気の演目「ベルサイユのばら」はこの池田理代子先生のこの漫画が原作です。男装貴族のオスカルの美しい姿は、多くの女性の心を鷲掴みにしました。
『エースをねらえ!』(1973~)
1970年代の少女漫画はスポ根漫画の全盛期でもありました。中でも女子テニスを題材にした「エースをねらえ!」は大ヒット。あの松岡修造さんも「エースをねらえ!」がバイブルだと公言しています。
はいからさんが通る(1975~)
矢絣の着物、袴にブーツ、そして大きなリボンが「はいからさん」のトレードマーク。男勝りでおっちょこちょいのご令嬢が巻き起こす大正浪漫ラブコメディです。
『キャンディ・キャンディ』(1976~)
孤児院育ちのお転婆少女キャンディが、持ち前の明るさで困難を切り開いていくストーリー。テレビアニメは世界各国で大ヒットし、日本でもキャンディキャンディ一大ブームを巻き起こしました。
『風と木の詩』(1976~)
男子寄宿学校を舞台にした禁断の愛を描いた、当時の問題作。少年愛というタブーに挑戦し、竹宮恵子先生の繊細なタッチと詩情あふれるストーリーで話題をさらいました。
『ガラスの仮面』(1976~)
1976年から連載がスタートし、今でも続いているご長寿漫画です。テレビドラマでは安達祐実さん主役で実写化もされました。憑依型女優、北島マヤの演技は必見です。
『生徒諸君』(1977~)
学園友情・恋愛物語。青春がギュっと詰まったナッキー率いる「悪たれ団」には、多くの読者が憧れました。現在も大人になったナッキー達の物語が紡がれています。
『あさきゆめみし』(1979~)
麗しの光源氏を取り巻く平安時代の恋愛模様を描いた「あさきゆめみし」。この作品で古文が得意になったという人もいたほどの人気作です。