ブロッコリは「次のジェームズ・ボンドも男性だと思います。なぜなら女性がジェームズ・ボンドを演じるべきではないと感じるからです」「私は女性のためのキャラクターを作ることを信じており、単に女性が男性の役を演じるのは望ましくないと考えています。女性のためのすばらしい役が十分にないと思いますし、女性についての映画を作ることが私にとって非常に重要です」と、オルテガと似た考えを説明している。

女性版ジェームズ・ボンドのようなキャラクターといえば、『ソルト』(10年)のイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)や『アトミック・ブロンド』(17年)のロレーン(シャーリーズ・セロン)、マーベル映画のブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)などが思い浮かぶが、『007』や『ミッション:インポッシブル』ほど大きくシリーズ化されている女性スパイ映画は思い当たらない。

今後、オルテガやブロッコリが望む“かっこいい女性スパイ”が登場することに期待したい。

ジェナ・オルテガがウィノナ・ライダーと親子役を演じたことを誇る最新作『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日(金)日本公開。