西友の外観(写真:サイゾーウーマン)

 過日、北海道と九州からの撤退が報じられた「西友」。かつては絶大な影響力を誇る総合スーパーだったものの、2000年代からは存在感が薄れていました。現在の西友の姿をリポートします。

目次

・【西友】9月30日で北海道から撤退
・【西友】買い物してみた
・【西友】「食品スーパーで業界ナンバーワン」の可能性アリ

※ 2024年5月4日公開の記事を再編集しています。

【西友】9月30日で北海道から撤退

西友の入口の営業時間表示(写真:サイゾーウーマン)

 西友は衣食住のアイテムを扱う総合スーパー(GMS)チェーンでしたが、昨今はスーパーマーケット業態の出店が多く、食品主体の店舗が中心。現在、店名は「西友」のほかに「リヴィン(LIVIN)」「サニー(SUNNY)」があり、それぞれ食品スーパーになっていて、店舗数は322店(2023年11月時点)です。

 「食品新聞」によれば、西友の過去3年間の営業利益は、2021年度162億円、22年度242億円(前年比約49%増)、23年度315億円(同約30%増)と右肩上がり。そんな追い風を受けて、今年4月「さらなる発展を目指すため」、北海道と九州からの撤退して本州での事業に注力すると発表しました。

 北海道からは9月30日をもって、全9店舗を閉店。店舗はイオン北海道が買収したため、店名を「イオン」や「マックスバリュ」などに変更して生まれ変わるそう。

 なお、西友は21年、25年までに「食品スーパーで業界ナンバーワン」「ネットスーパーで業界ナンバーワン」を目標に掲げています。

【西友】実際に買い物してみた

西友の外観(写真:サイゾーウーマン)

 今回は西友を訪問。駅前の7階建てのビルで、地下1階・1階が食品、2階が日用品、4階が衣料品という大型店舗。5階から上は学習塾や100円ショップのセリア等が入っていました。

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