定員は50名で抽選制、申込期限は9月5日(木)終日中。参加希望の人は、下記の申込URLからアクセスしよう。なお、イベント終了後の20:00以降は通常営業が行われる。

デヴィッド・ステンベック氏のコメント

デヴィッド・ステンベック氏のコメントを紹介しよう。

「大理石のアーチまたは彫刻の中に、ある出来事や時間の一章を表現することは、それが持つ芸術的、象徴的な属性に加えて、時間としての一貫性を持ち、人間の野心、地質学、文化的な自己イメージだけでなく、勝利や犠牲、団結や喪失、あるいは、帝国、夢、神といった明確な価値を内包する。

時を経て、この石は重くなり、朽ち、画像やテキストで再現されるのみで、肉体は塵と化す。しかし、デジタルなコーパス(corpus)※は、軽妙かつ明晰で、交換可能、そして移ろい変容し、常に新しく、常に古いという特性を持つ。

東京のWALL_alternativeで展示されるこれらの作品は『戦争』や『勝利』を映し出すものではなく、より細胞レベルにおいて瞬間に現れた感情的な発露のモニュメントであり、それ自体が現実となり、物理的なものとなるのだ。

星の死がそうであるように、その規模にかかわらず、宇宙は終焉を隠すのに十分な大きさを持っている。途方もないことが、見えないところで起こる。

本展は、時に出会い、時に出会うことのない恋人たちのように、巨大な感情のモニュメントが存在し続けることについての展覧会である。」

バーで飲食もできる

photo by Aya Kawachi

同展の会場には「WALL_alternative バー」も併設している。

常時200本以上のナチュラルワインやオリジナルコーンビーフを使用したサンドイッチなどのスペシャルメニューがあり、展覧会企画に合わせセレクトされたナチュラルワインやオリジナルメニューを提供予定とのこと。作品鑑賞の休憩にもぴったりだ。

また、同時開催展示「デヴィッド ステンベック Romantic Youth」も、9月13日(金)~11月10日(水)の期間、 東京都港区西麻布にある「SNOW Contemporary」で開催される。詳細は、下記の「Temporary Monuments」HPをチェックしよう。