エイベックス・クリエイター・エージェンシーが運営する、夜のオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、9月13日(金)~10月2日(水)の期間、スウェーデンのアーティストであるデヴィッド・ステンベック氏の個展「Temporary Monuments」を開催する。

自身が思い描く詩の世界を視覚化

Photo credit: Johanna Stenbeck

デヴィッド・ステンベック氏は、1978年スウェーデン・ルンド生まれのアーティスト。詩人、文芸評論および編集者として活動するうちに、自身が思い描く詩の世界を視覚化すべく、作品を制作するようになる。

彼の生み出す作品の風景は、空や雲、山や海まですべてCGI(Computer Generated Imagery)によって制作されており、幻想的で「夢の中の風景」(ドリームランドスケープ)のように感じられる。また、私たちに現実と非現実、意識と無意識の境界が曖昧になるような錯覚をもたらす。

本人が初来日、トークイベントも!

『Contemporary Layers』(2023) © David Stenbeck, Courtesy of SNOW Contemporary

同展では、プリント作品を中心に20点以上をさまざまなスケールで展示するほか、映像作品、LEDライトを使用して言葉とプリント作品を組み合わせた2mに及ぶインスタレーション作品を展示。

また、同展の開催に合わせてアーティスト本人も来日し、作品との対話を通して国際的なコミュニティーを作ることを期待しているという。

Photo credit: Tank Magazine/ Reiko Toyama

展覧会初日には、開催を記念して小説家で詩人の川上未映子氏をゲストに迎え、デヴィッド・ステンベック氏とのトークイベント「デヴィッド・ステンベック×川上 未映子 トークセッション」を、9月13日(金)18:30~19:30に実施する。