ユルドゥズ宮殿は、オスマン帝国の重要な外交の場としても使用され、多くの国賓や有名な人物が訪れました。特に有名なのは、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世です。彼は1898年に訪れ、スルタン・アブデュルハミト2世と会談を行いました。この訪問は、オスマン帝国とドイツ帝国の友好関係を象徴するものでした。また、他のヨーロッパの王族や高官も宮殿を訪れており、その豪華さと文化的価値を称賛しました。ユルドゥズ宮殿は、当時のオスマン帝国が西洋と交流を深める場としても重要な役割を果たしていました。

ユルドゥズ宮殿の見どころ

ユルドゥズ宮殿 リモンルク 屋根付きの小さな植物園

ユルドゥズ宮殿の見どころは、その豪華な建築と歴史的価値にあります。スルタンの公式な住居だったマベイン・ヒュマユン(行政棟)では、精巧な内装と家具を見ることができ、オスマン帝国の権威を感じさせます。庭園は広大で、美しい噴水や花壇、屋根付きの小さな植物園があり、散策に最適です。磁器館や宝物館では、オスマン時代の貴重な磁器や宝物、装飾品を見ることができます。

ユルドゥズ宮殿 ハス・バフチェ

ハミドの庭ともいわれるハス・バフチェは、都会の中心部にある秘められた自然公園のような存在です。オスマン帝国で造られた庭園は、このユルドゥズ宮殿のものが最後の例だとされています。

ユルドゥズ宮殿の入場料

ユルドゥズ宮殿 図書館

ユルドゥズ宮殿に入場するには入場料を支払う必要があります。外国人観光客の入場料は2024年9月現在、850リラ(約3,570円)です。価格は変動する可能性があるので、訪問前に公式ホームページで確認することをおすすめします。

ユルドゥズ宮殿へのアクセス方法

ユルドゥズ宮殿 エントランス付近

地下鉄M7線を利用するのが最も便利です。M7線ユルドゥズ(Yıldız)駅から徒歩約10分です。

おわりに