致知出版社から、『国語に強くなる音読ドリル』が、8月30日(金)より発売中だ。

音読指導の教材を初めて書籍

『国語に強くなる音読ドリル」1,540円(税込)は、東京いずみ幼稚園で実施されてきた音読指導の教材に独自のメソッドを盛り込み、初めて書籍化したもの。

小泉敏男氏

小泉貴史氏

「幼少期に美しい日本語に出逢うことが、国語力を高める」という信念のもと、現園長の小泉敏男氏と副園長の小泉貴史氏自らが監修に当たり、制作された音読用ドリルだ。これまで同園に通わなければ手にすることができなかった音読教材を一般家庭でも楽しむことができる。

大人でも読めない名文を短期間で暗誦してしまう

同園では、3~4歳児の子どもたちが、『平家物語』や『論語』など、大人でも難しいような漢字仮名混じりの古文・漢文をすらすら音読・暗誦する姿が、メディアでも話題を集めてきた。1982年より始めた音読指導は40年以上に及び、これまでに5,000人を超える園児たちが実践してきたという。

萩原朔太郎の詩「竹」を、すらすら音読する園児たち

卒園児の平均IQは120以上(※)で、テレビ・ラジオ・雑誌などのメディアからも注目を集め、入園を熱望する子育て家庭が園近隣に移住する例も少なくない。

AI時代を生き抜く力になる

同書の特長をチェックしていこう。


近年、「教科書が読めない子どもたち」が社会問題となっているが、語彙力や漢字力を鍛える音読は、読解力向上のベースとなる。この音読用ドリルによって身についた国語力こそが、子どもたちの学力全体を押し上げてくれることだろう。AI時代を生き抜く力にもなる。


同書は、同園で実際に使用されている9冊の音読用テキストから、『平家物語』『源氏物語』『論語』などの古文・漢文をはじめ、日本語の美しさ、豊かさ、深さに大人も思わず声に出してしまいたくなるバラエティ豊かな51作品を厳選して1冊に収録。漢字教育の第一人者として知られた故・石井勲氏が提唱する「石井式漢字教育」の考えをベースに、難解な漢字にもすべて読み仮名を振ってそのまま収録されている。

継続するための秘訣を巻頭に紹介