佐藤隆太さん、岡田義徳さん、塚本高史さん演じるフリーター3人組が、ただひたすらファミレスで会話を繰り広げるだけの脱力感あふれるシチュエーションコメディが、再び実写映画『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』となって帰って来ました。

岡田義徳さん、佐藤隆太さん、塚本高史さん
岡田義徳さん、佐藤隆太さん、塚本高史さん
 2005年に実写化第1弾がDVDリリースされた際は、3人ともまだ20代。2022年の再始動後、完全新作の連続ドラマに今回の映画と、ファンの期待に応えるかのように変わらぬ姿を見せてくれています。演じるジャンボ、まっつん、ミッキーへの想い、そして近況を聞きました。

◆THE3名様は“仕事なんだけど、仕事じゃない”

『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』
Ⓒ2024「THE3名様Ω」 PartnersⒸMakochin Ishihara
――本作はみなさんが20代のときに始まったシリーズ作品であり、人生の時々で<また戻ってくるような場所>のようですが、その意味では役柄への愛情も深そうですよね。

塚本:最初は、僕が21歳だったと思う。

佐藤:19年前だから、そうだよね。

塚本:隆ちゃんがまこちん先生の原作を見つけて読み、監督の森谷さんに「この3人で『THE3名様』をやりたい」と言ったところから始まっていて。だから、あの当時はオファーだったんですよね。つまり僕は仕事としてミッキーという役柄を捉えていましたが、12年ぶりに復活するとなったときに「仕事なんだけど、仕事じゃない」みたいな感じになっていて。

佐藤:わかるわかる!

◆“人生の半分”やっているからこその思い入れ

岡田義徳さん
塚本:いまだに『THE3名様』を「観ていました」「観ています」「好きです」と現場で言われることが多すぎて、作品や役柄がひとり歩きしているんです。ミッキーをできる人、俺しかいないでしょうという自負も誇りもあるので、ほかの役柄と比べたりすることもできないですが、もしも復活するのであればこの3人しかいないという気持ちはあった。思い入れという意味では人生の半分この作品をやっていますからね。考えてみれば。