◆「口座開設がめんどうくさい」と言っている場合ではない

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写真はイメージです
 事実、「お金が貯まってから投資する」という人ほど、いつまでも貯蓄が増えず、結局はずるずると投資を先延ばしにしてしまいがちです。ですが、元手が少ない人ほど「時間」を味方につける長期投資をどれだけ早く始められるかが肝心です。

 たしかに証券口座の開設や申請書の作成、入金など、最初の手続きは面倒かもしれませんが、そのアクションを取るかどうかで、ご自身の資産状況は大きく変わります。

 お金がないから投資を始められないのではなく、お金がないからこそいますぐ投資をするべきだと意識を変えてほしいと思います。

【中野晴啓】

なかのアセットマネジメント代表。1963年、東京生まれ。明治大学商学部卒業。2006年セゾン投信を設立、2007年4月代表取締役社長、2020年6月より代表取締役会長CEO 就任。2023年6月退任後、同年9月なかのアセットマネジメント設立。全国各地で講演やセミナーを行い、社会を元気にする活動とともに、積み立てによる資産形成を広く説き「つみたて王子」と呼ばれる。近著に『誠実な投資 お金から自由になれる「長期投資」の鉄則』(徳間書店)