◆ゲームを通じて友達と集まれる

 けれど、休校の日々が長引くにつれ、テレビのニュースやネットで子どもたちの「友達に会えない」「学校に行けなくて辛い」という悲痛な叫びが話題に。野澤さんは「もしかしたらAはとてもラッキーだったのでは」と思うようになりました。

「正直、わたし自身が外出や人と会うことが好きだったので、コロナ禍はストレスが溜まりました。飲食店が休業になり、ランチの約束もなくなっていくことに息苦しさを感じ、友人と時々オンライン通話をしていました。

 大人でもこの状態なのだから、子どもたちは本当に辛いだろうなと思うのに、うちのAだけは相変わらず『いつもと同じで快適!』と言っているんです」