雨の中、やす子は痛めた左足を引きずりながらも80キロ超を完走。マラソンでの募金額は4億3801万4800円に達したと発表された。昨年の募金総額は8億4805万9341円だったが、やす子はその約半分を一人で集めたことになる。

 今年は昨年発覚した寄付金の横領問題や旧ジャニーズ系タレントをメインから外したことなどが影響し、募金額が激減すると危惧されていた。番組全体の募金総額は「10月に発表」とされているが、やす子が単独企画で4億3000万円超の募金を集めたことで、大幅な落ち込みは回避できる可能性が出てきた。

 この状況を受けて、ネット上では「もう日テレはなにがなんでもマラソンやめないだろうな」「ネットで非難ごうごうでも、タレントに必死に走らせて感動演出すれば億単位の募金が集まるのか…」「横領問題のモヤモヤをやす子の好感度でうやむやにされた感じする」などと複雑な声が上がっている。

 その一方で「どういう形であっても4億円以上の募金を集めたのは立派」「やらない善よりやる偽善。児童養護施設のためにお金が使われるならいいこと」などと理解を示す意見もあり、賛否両論となっている。

 まさに『24時間テレビ』の救世主になったやす子。募金総額が例年レベルになれば、日テレは「番組を続けてほしいという民意」だと解釈するかもしれないが、ネット上では反発が根強くあり、本当にこのままの形で続けていくべきなのか熟考したほうがいいだろう。