終了後、受講者は受け取った認知症サポーターの証「オレンジリング」を手に、今後の活動への気持ちを高めていた。福祉相談支援課の担当者は、「より多くの人に講座に参加してもらえるよう、今後も出前講座の開催について積極的にPRしていきたい」としている。

講座では、1時間から1時間30分で、1.認知症の症状を学ぶ、2.認知症を理解する、3.認知症の人と接するときの心がまえ、4.認知症サポーターのできること、以上4つの内容を受講する。なお、開催希望日の1か月前までに申し込みのこと。

認知症サポーター養成講座(高槻市公式サイト):https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/35/2466.html

Daigasグループが高槻市に舌の筋力測定器を寄贈


また、高槻市は8月20日(火)、Daigasグループから、同グループが実施しているボランティア活動「小さな灯運動」の一環で、高齢化に伴う舌の筋力低下を数値化して認識できる筋力測定器の寄贈を受けた。

■ボランティア活動「小さな灯運動」の一環

この寄贈は、Daigasグループが「地域社会のさまざまな問題の解決に自らの意思で積極的に取り組む」という社内理念のもと、昭和56年から40年以上にわたり実施しているボランティア活動「小さな灯運動」の一環で行われたもの。同活動により、高槻市に対し平成27年度からデジタル握力計や口腔機能測定器のほか、屋外の体操教室などで活用できる拡声器やBluetoothスピーカーなどの寄贈を受けている。

今回、同グループから寄贈を受けたのは、舌の筋力測定器2台。舌の筋力測定を行い数値化することで、高齢化に伴う舌の筋力低下を認識でき、筋力低下によって口内の機能が衰えた状態の「オーラルフレイル」予防の啓発につながる。

■筋力測定器は様々なイベントで普及啓発活動に活用

この日、市役所を訪れた大阪・北部地区統括支配人の大黒賢宏さんは「市民の皆さまの健康づくりにお役に立てていただければと思います」と話し、濱田市長は「ご寄贈ありがとうございます。介護予防の普及啓発イベントなどで使用していきたいと思います」と感謝を述べた。