洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第8位:NOFX

●NOFX(ノーエフェックス)
・出身:アメリカ
・活動開始:1983年-現在
・代表曲:『Linoleum』『Stickin' In My Eye』『Bob』

1983年にデビューを果たしたノーエフエックスは、メロディック・ハードコア、通称メロコアの草分け的存在です。高速度なビートがサウンド面の特徴であり、アルバムで聞くだけでも速いのに、ライブではさらに速度を極めます。近年では音楽性にも深化を見せ、スカやレゲエなどのジャンルとの融合を図った楽曲作りで新境地を開拓しています。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第7位:The Offspring

●The Offspring(オフスプリング)
・出身:アメリカ
・活動開始:1984年-現在
・代表曲:『The Kids Aren't Alright』『Pretty Fly(For A White Guy)』『All I Want』

1984年、ポップパンクの草分け的存在として活動を開始したのがオフスプリングです。パンクロックらしい人をおちょくったような楽曲展開の中にも、高度なメロディ構成や演奏技術などが垣間見られ、音楽性の高さも評価されています。

ライブで行う放水パフォーマンスなど、破天荒なステージングもトレードマークです。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第6位:Sex Pistols

●Sex Pistols(セックス・ピストルズ)
・出身:イギリス
・活動開始:1975年-(*数度の活動休止を挟みつつ現在も活動中)
・代表曲:『Anarchy In The UK』『God Save The Queen』『Holidays In The Sun』

1975年、ロックシーンに突如現れたのがセックス・ピストルズでした。彼らの登場をきっかけに「パンクロック」という鐘が高らかに打ち鳴らされたといってもいいでしょう。

ボーカルのジョニー・ロットン(現ジョン・ライドン)は生ける伝説として、パンクロックのアイコンとして、現役の今もなお語り続けられる存在です。セックス・ピストルズの衝撃は、既成のロックというものを葬り去ったとまで言われました。

セックス・ピストルズの顔であり、パンクロック界の巨人として忘れてはならないのが、ベースのシド・ヴィシャスです。映画『シド&ナンシー』などで、その波乱に満ちた生涯が描かれるなど、カリスマ性に満ち溢れた人物でした。しかし、ドラッグの乱用により、シド・ヴィシャスは若くしてこの世を去ってしまいます。

パンクロック史だけではなく、ロック史においても燦然と輝くセックス・ピストルズは、2006年にロックの殿堂入りを果たしました。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第5位:Zebrahead

●Zebrahead(ゼブラヘッド)
・出身:アメリカ
・活動開始:1996年-現在
・代表曲:『Falling Apart』『Rescue Me』『Out Of Control』

日本を代表する音楽フェスティバル「サマーソニック」への最多出演回数を誇る、知名度抜群のパンクバンドがゼブラヘッドです。メロディックな楽曲から、ラップやメタルなど、ハードなジャンルをミックスさせたアプローチで、幅広い音楽性を見せています。一口にパンクロックとはくくりきれない、どちらかというとミクスチャーロック寄りの守備範囲の広さがあります。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第4位:Nirvana

●Nirvana(ニルヴァーナ)
・出身:アメリカ
・活動開始:1987年-1994年
・代表曲:『Smells Like Teen Spirit』『Come As You Are』『Lithium』

ボーカルを務めたカート・コバーンのカリスマ性、そして1991年発表のアルバム『ネヴァーマインド』の世界的大ヒットにより、グランジムーヴメントを巻き起こし、人気を不動のものにしたニルヴァーナ。しかし、バンドの顔であるカート・コバーンの死によって、短いバンド活動の幕を閉じました。

ニルヴァーナはパンクロックというよりも、バンドの代名詞ともいえる「グランジ」というキーワードとともに語られることが多いですが、「グランジ」という言葉の意味は「汚い」や「薄汚れた」という意味があるため、その点では「パンクロック」の系譜にあるといえるでしょう。

ロックアーティスト、カート・コバーンもまたロック史に名を刻む巨星です。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第3位:Queen

●QUEEN(クイーン)
・出身:イギリス
・活動開始:1971年-現在
・代表曲:『Bohemian Rhapsody』『We Will Rock You』『Don't Stop Me Now』

2001年にロック殿堂入り、ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のあるロックアーティスト」という調査にて第3位を獲得し、昨今、フレディ・マーキュリーの伝記映画が制作されるなど、今もなおヒットコンテンツを量産し続けています。

さて、クイーンをパンクバンドと呼ぶかどうかは、議論という以前に「呼ばない」という捉え方が普通だとは思います。しかし、やはりそのジャンル超越的な音楽の探究において、パンクロックアプローチですら押し広げていった功績というのは大きく、後進のアーティストへ多大な影響を与えたという点からランクインしております。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第2位:Sum 41

●Sum41(サム・フォーティーワン)
・出身:カナダ
・活動開始:1996年-現在
・代表曲:『In Too Deep』『Fatlip』『Still Waiting』

ポップパンク、メタルパンク、メロコア、スケートパンク、さまざまなサブカテゴリーを包括する懐の深いパンクロックを聞かせるのが、サム・フォーティーワンです。スケーターに愛されるバンドとして、サム・フォーティーワンの音楽はよく聞かれ、ストリートと相性のいい音楽性が最大の魅力です。

ボーカルのデリック・ウィブリーは、かつてアブリル・ラヴィーンと結婚していました(現在は離婚)。

洋楽パンクバンドアーティスト人気ランキング第1位:Green Day

●Green day(グリーン・デイ)
・出身:アメリカ
・活動開始:1987年-現在
・代表曲:『Basket case』『American Idiot』『21 Guns』

1994年にメジャーデビューした3ピースバンド、グリーン・デイは、3枚目のアルバム『ドゥーキー』を発表、これが世界的に大ヒットし、一躍モダンロックシーンの最前線に躍り出ます。その後もアルバム『インソムニアック』、『ニムロッド』も連続して大ヒットを記録、今や押しも押されぬパンクロック界のエースとして活躍しています。

ジャンルはポップパンクの王道路線ですが、年を重ねる度に楽曲の構成や内容に深みを見せ、ついにはパンクロックアーティストとしてははじめて、グラミー賞「最優秀レコード賞」を受賞します。2015年にはロック殿堂入りを果たしました。