正解は「こおろぎ」です!

都会でも少し茂みがあれば、こおろぎの鳴き声が聞けることがあります。

コロコロと澄んだ美しい鳴き声を聞くと、秋だな~って感じますね。

 

「蟋蟀」のもう一つの読み方として「きりぎりす」があります。

どうやら昔は「こおろぎ」のことを「きりぎりす」と呼んだようです。

こおろぎとは鳴き声も姿も全く違うのに、不思議ですよね。

 

なぜかというと、こおろぎは夜に鳴く虫ですが、きりぎりすは昼に鳴きます

にもかかわらず、古歌にきりぎりすが登場する背景は必ず夜なのです。

 

「きりぎりすいたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる」(古今集)

たしかに、背景が夜なのにきりぎりすが鳴いていますね…

詳しく説明するとかなり長くなるのでここでは省きますが、興味のある方は調べてみてください。

漢字の世界は本当に奥深いです。

最後はこの漢字!「煉る」

「煉る」はどう読むか、ご存知ですか?

「煉」はめったに見ない漢字でしたが、鬼滅の刃の煉獄(れんごく)さんが有名になって、目にすることが多くなりました。

思わず「れんる」と読んでしまった方は、鬼滅ファンの方かも知れませんね。

「れん」は音読みですが、今回の読み方は訓読みになります

さて、あなたには読めるでしょうか?

「煉る」の読み方のヒントはこちら

  1. 読み方の文字数は、送り仮名を除くと1文字で「〇る」
  2. 「金属を溶かして固める」「鍛える」といった意味
  3. 熟語には「煉瓦(れんが)」「試煉(しれん)」などがあります

以上の3つのヒントで考えてみてください。

「煉る」の読み方!正解は!?

正解は「ねる」です!

「煉」という漢字は「練」でよく代用されますが、本来は微妙に意味が異なる漢字です。

ちなみに「練る」も「煉る」と同じく「ねる」と読みます

 

「練る」は「むらなくこねて固める」「より良いものにするために検討する」という意味。