◆「運」をつかむには待つんじゃない、自分を運べ

katomasaya
――今のお話にも出ましたが、ご自身は運が良かったと思いますか?

加藤「思います。運は大きいです。僕が俳優になれたのも、もっと戻って、『MEN'S NON-NO』のモデルになれたのだって、選ばれたからです。ほかの雑誌には全然選ばれてないわけですから。僕がかつて通っていた大学の先生に久しぶりに会ったときにこんな話をしてくれました」

――はい。

加藤「『運というのはな、自分の体を“運ぶ”という字だろう。運をつかんだ時というのは、そこにお前が行ったから。その人と出会って仕事にするためには、待つんじゃない、行くんだよ』と。そうだよなと。だから、いろんなところに行って、いろんなことをやってみたら、運が落ちているかもしれない。犬も歩けば棒に当たるって言うけど、良くも悪くも、運をつかむには、自分を運んで出歩かないとね」