「彼氏に『今年は一緒に里帰りしない?』なんて言われてつい舞い上がっちゃったんですよね……。完全に親への紹介=結婚への伏線だと信じて、ついていきました」
そう言って苦い思い出を語ってくれたのは、後藤結子さん(仮名・31歳・WEBデザイナー)。4年前の年末年始、付き合って半年の彼氏・Sさんから、彼の地元への里帰りに誘われました。
期待に胸を膨らませた里帰り
合コンで知り合ったSさんは、広告代理店で働くクリエイター。星野源に似た、インテリ系の眼鏡男子でした。
「イケメンではないけど、センスが良くて仕事もデキる男。マジメで浮気もしなさそう。超惚れてるってわけじゃなかったけど、私の年も年だし、この人で決めちゃいたいなって気持ちがあったんです」
どうやらSさんも同じ気持ちだったらしく、「一緒に住むならどの辺がいいかな」など、具体的な話を持ち掛けられることが多かったとか。その流れでの里帰りの誘い。結子さんが期待に胸をふくらませるのも頷(うなず)けます。