「30代までは多少の無理がきいたのに、最近はそうはいかない…。」40代に入り、急に疲れやすさを感じるワーママもいるでしょう。
- もっと頑張らなきゃ!
- 衰えなんかに負けていられない!
と、自分を鼓舞して頑張るママも多いですが、40代の疲れを甘くみてはいけません!
40代は女性の体が大きく変化する時期。ホルモンバランスの乱れが原因の「更年期障害」は、軽視すると仕事にも悪影響を及ぼしかねません。
そこで今回は【40代ワーママの活力キープ5つの極意】を伝授!「大事なことは疲れた時に決断すべからず!」「人間関係で悩むのは時間のムダ!?」など、余計なものを省き心身ともに健康で過ごすコツをお伝えしていきますよ。
40代は自分を労わるべき時期です。自分を大切にしながら、仕事&子育てを楽しんでみませんか?
1.【40代ワーママ疲れのリアル】30代とは比べものにならない!?
疲れから逃れられない40代。「30代の頃より、確実に疲れやすくなった。」「体力面はもちろん、精神的にも落ち込みやすい…。」など、40代を境に始まる【心身の不調】に悩んでいる女性は大勢います。
40代に突入し、慢性的な疲れを感じることが多くなりました。高齢出産だったため、子どもはまだ生後8か月。育児疲れがとれず、肩こりから来る頭痛や吐き気、耳鳴り、めまいなど、体の不調に悩まされる日々が続いています。現在育休中で仕事はしていないに「こんな状態で本当に仕事復帰できるのかなぁ…。」と、不安に思う日々を過ごしています。(41歳・職種非公開・0歳女の子ママ)
40代中ごろから、体力面の他、精神面の不調を感じます。慢性的なだるさやイライラ、急な発汗など、更年期障害の症状に悩まされるように…。仕事中も些細なことでイライラすることが増え、帰宅後に夫や子ども達に八つ当たりしてしまうことも。定年まで働くつもりなのに、気力と体力がもつか心配です。おまけに、最近実母が倒れてしまい長期入院。このまま介護が始まる可能性も覚悟しておかねば…。40代、予期せぬことで心身共に疲れますよ。(46歳・公務員・高校1年生・中学2年生のママ)
フルタイムのため、起きてから寝るまでノンストップ!若い頃は気力で乗り越えていましたが、最近は体力がもちません。帰宅すると緊張の糸が取れてしまい、夕食後にはウトウト眠くなってしまいます。子どもの宿題や塾の課題を見なきゃいけないのに、ついつい疎かに…。本人任せにしていたら成績が落ちてきてしまい、フルタイムワーママを引退しようか本気で悩んでいます。(43歳・服飾メーカー勤務・小学校4・6年生ママ)
いかがでしょうか?仕事に加え子どもの受験や親の介護など、心配事が次々と出てくるのが40代。「ゆっくり休む暇なんてない!」と、無理して頑張っている人もいるかもしれませんが、実は【40代の疲れ】を軽視するのは危険です!
2.40代ワーママは要注意!「疲れ」を軽視するのはNG
(1)更年期障害とは
【40代の疲れ】を甘くみてはいけません。悲しいですが40代は体が老いに向かう年齢です。あなたの感じている不調はただの疲れではなく、「更年期障害」かもしれません。
老化により卵巣機能が低下すると、女性ホルモンが減少します。その影響でこれまで感じなかった心身の不調がでてくるのが、「更年期障害」の正体です。
具体的には、日本人の平均的な閉経年齢は50.5歳とされており、その前後5年の【45~55歳】に更年期障害の症状を感じる人が多くいます。早い場合は30代後半~40代前半で更年期障害の症状が出る女性もいるため、40代ワーママにとって「更年期障害」は他人事ではないのです。
(2)更年期障害は「症状の宝石箱」
更年期障害は、「症状の宝石箱」とも言われており、ただの「疲れ」と区別がつきにくい、ありとあらゆる症状が出現します!
- 更年期障害の主な症状
- 肩こり、関節痛、筋肉痛、手足のしびれ、イライラ、怒りやすくなる、情緒不安定、倦怠感、頭痛、孤独感、発汗、手足のしびれ、食欲不振、めまい、耳鳴り、など
40代の女性は社会経験が長く職場でも頼りにされる立場。私生活でも、子どもの受験など変化が多い時期です。そんな責任ある時期に更年期障害の症状が重く出ると、せっかく続けたキャリアを諦めることにもなりかねません。
40代になったら、自分の心身のケアも仕事のうち!「ただの疲れ!」と甘くみず、不調が酷くなる前に婦人科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
(※更年期障害が出る時期やその症状の度合いには個人差があります。自己判断せず医療機関を受診しましょう。)