ブランド品の偽物の見分け方のポイント
それでは実際にブランド品を購入してみて「あれ、これ本物かな?」と疑問に感じている人向けに、ブランド品の偽物の見分け方について、ポイントを説明いたします。
ポイント①財布やバッグの生地の質
まずは、商品の生地の質を見てみましょう。レザーを使用している場合は、レザーの触り心地をチェックしてみてください。偽物の場合は、生地があまり滑らかでなく、生地自体に厚み、重厚感が感じられないケースが多いです。または、化学系の匂いが強くついてしまっている場合が多いです。
できれば、同じブランドで同じ素材を使用しているものと見比べるとより正確にわかるかと思います。スーパーコピーの場合、一見しただけだと本物か偽物か分かりづらいことが多いですが、本物と比較すると違いは一目瞭然です。
ポイント②縫製の質
次に縫製です。こちらもかなり重要です。縫製の場合はブランド品に慣れていない方でも見抜けることが多いかもしれません。本物であれば、しっかりと強めに縫われていたり、あるいは複雑な縫い方をしている場合が多いですが、偽物の場合は、糸がほつれていたり、縫い目が甘かったりする場合があります。
縫い目に違和感を感じたらやはり先ほどと同様、本物と見比べてみるのがいいかと思います。手元に本物がなくても、直営店などで現物を確認することもできます。
ポイント③ファスナーやロゴなどの金具部分
ファスナーやロゴなどの金具部分についても見分けるポイントとして重要です。スーパーコピー品でもロゴの金具部分についてはかなり力を入れて精巧に作っている場合が多いですが、内ポケットなどのファスナーなど、表に出てこない箇所の金具を確認してください。
本物であれば、そういった箇所の金具もかなりきれいに作られていますが、偽物はその箇所がかなり安っぽく作られていることが多いです。また、本物のファスナーはかなりしっかりした金属を使用しているため、逆に最初の方が滑りが悪いことが多いです。ファスナーの素材が弱々しく、開閉もスムーズに行えるようでしたら要注意です。
ポイント④買取店で鑑定してもらう
どうしても見た目で判断できない場合はお近くのブランド品の買取店にて鑑定してもらう、という方法もあります。最近では鑑定サービスも行っている買取店もできてきているので、一度プロに見てもらえば本物なのか偽物なのか判断することができます。
ただし、買取店の場合は過去の商品データベースを元に鑑定をしている場合があります。そのため、最新モデルの商品については鑑定することができないというケースもありました。そう言った場合は、国内の直営店舗に商品が置いてある可能性が高いので、実際の商品と見比べてみるのも良いかと思います。
偽物とは限らない!中国産について
一点補足で説明すべき点があります。筆者がブランドのバイヤーとしてお客様と接している時によくある質問としまして、「中国産ということは偽物なのでしょうか?」という質問です。
答えを申し上げますと、中国産だからと言って必ずしも偽物というわけではありません。確かに昔はそうだったかもしれませんが、現在では中国の製造技術もかなり向上しており、トリーバーチやフルラ、コーチ、バーバリーなどのブランドでも中国で製造していることが多いです。
従いまして、「中国産=偽物、低品質」というのは必ずしも当てはまりませんので、その点はご注意ください。