秋バテ対策には「蓄積疲労の回復」
秋バテとは、秋に入るころに感じる疲れやすさやだるさ、食欲不振や胃腸の不調などの心身面での不調が生じた状態のことです。
夏から秋にかけての季節の変化に伴い、朝晩の気温の差が大きくなると、自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れにより体温調節がうまくいかなくなり、様々な不調が生じやすくなるのです。
夏の猛暑に続き9月になっても日中は真夏日のような気候が続くと、夏バテによる疲労が蓄積されている状態のまま、秋バテが生じている可能性もあります。
重要な食材は「秋の味覚」
秋バテの予防＆回復のためには、十分な休養、バランスのとれた食事、適度な運動、体を冷やさない工夫が必要です。
秋の味覚である、さつまいもなどのイモ類、大根・ニンジン・ゴボウなどの根菜類、シイタケなどのきのこ類、りんごなどの果物、おいしくて栄養面でも有効な旬の食材をふんだんに使いましょう。
紹介したこれらの食材は、秋から冬に向けて旬を迎える食材で、食物繊維が豊富で、整腸作用も期待できます。また、肌寒くなるこの季節、食事は体を冷やさないようにできるだけ温かい料理や飲み物を摂るように意識することも大切です。
簡単に作れるレシピ「さつまいも入り豚汁」
秋から冬に向けて旬を迎える食物繊維を豊富に含む食材を使用した1品です。身体を温める効果があるネギやしょうがを使い、熱々で食べることにより心も体も温まり、ボリューム満点かつ栄養バランスもGOOD。
【材料（2人分）】
・豚肉薄切り 50g
・さつまいも 60g
・大根 40g
・にんじん 40g
・ごぼう 20g
・ぶなしめじ 20g
・木綿豆腐 1/4丁
・白ねぎ 1/4本
・青ねぎ 1本
・しょうが（すりおろし）適宜
・だし汁 3カップ
・みそ大さじ1～1.5
・料理酒 大さじ1
・サラダ油、ごま油 適宜
【作り方】
①豚肉は適宜切る。
②さつまいもは、煮崩れしやすいのでやや厚めに切り、水に3分ほどさらす。
③大根・にんじんはいちょう切りにし、ごぼうは包丁の背で皮をそぎ、斜め薄切りにする。ぶなしめじは小房に分ける。
④木綿豆腐はさいの目切り、長ねぎは斜め切り、青ネギは小口切りにしておく。
⑤鍋にサラダ油を熱し、豚バラ肉・大根・にんじん・ごぼう・ぶなしめじ・白ねぎを加えて軽く炒める。
⑥だし汁・料理酒・さつまいもを加え、アクをすくいながら煮る。
⑦木綿豆腐を加えて少し煮た後、みそで味付けする。
➇器に盛りつけ、小口切りした青ねぎ・すりおろししょうが・ゴマ油をトッピング。
簡単に作れるレシピ「フルーツジンジャーホットティー」
ビタミンCを豊富に含む秋が旬のレモン。さわやかな酸味の主体であるクエン酸は、疲労回復効果が期待できます。体を温める効果のしょうがを加えることで秋バテ予防に。
果物は旬のものを好みで使っても良いですね。紅茶を日常生活に上手に取り入れることで、リラックス効果を得ることができます。
【材料（2杯分）】
・紅茶のティーバック 1袋
・熱湯 300ml
・りんご 1/8個
・レモン（国産）2スライス
・しょうが 適宜
・ミントの葉 適宜
・はちみつ 小さじ2
【作り方】
①りんごはいちょう切り、レモンは輪切り、しょうがは薄切りにする。
②温めたティーポットにティーバックと①の食材・ミントの葉を入れ、お湯を注ぎ、保温しながら2～3分ほどおく。
③温めたカップに注ぎ、好みではちみつを溶かす。
必要な食材を摂取して健康なカラダへ！
女性の悩み別に応じた、食品や食べ方、簡単に作れるレシピを紹介してきました。どんなことにおいても「食」は大切。それぞれの悩みに高い効果を発揮する食材を適切に摂取することで、悩みを解消し健康的なカラダを手に入れましょう！
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