「ステップファミリー」という言葉を聞いたことがありますか?日本にはまだ、聞きなじみがない言葉かもしれませんが、子どもを連れて再婚した家族のことを言います。初婚とは違う努力や工夫しなければならない点も含めて、今回は、「ステップファミリー」について詳しく見ていきたいと思います。

プレ花嫁のみなさま、こんにちは!

神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡

「ステップファミリー」という言葉を聞いたことがありますか?

日本にはまだ、聞きなじみがない言葉かもしれませんが、子どもを連れて再婚した家族のことを言います。

今回は、「ステップファミリー」について詳しく見ていきたいと思います。

そもそも「ステップファミリー」とは

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,『DRESSY』より引用)

「再婚・事実婚によって、血縁関係のない親子がいる家族のこと」をいいます。

どちらか一方、または両方が、元パートナーとの子どもがいる状態で再婚するとステップファミリーになります。

ステップファミリーの「ステップ」とは英語の接頭辞で「継」という意味です。

つまり継親子関係のある家族をステップファミリーと呼びます。

バラバラになった家族が、新しい家族とつなぎあわされて1つになることから、アメリカでは「パッチワークファミリー」と呼ばれることもあります。

一見、同じような家族形態のようでも、元パートナーと離婚した理由が死別なのか離婚なのかによって異なりますし、子どもの性別や年齢などによってもさまざまなステップファミリーの形があります。

ステップファミリーがひとつの家族としてのまとまりを持つためには、夫婦が心を合わせ、子どもを含めた家族で何度も話し合いながら、問題点が起こったらその都度、一つずつ解決していく努力が大切です。

もちろんすぐに実るものではなく、家族がひとまとまりになるまでには平均して4〜5年程度かかると考えられています。

5〜7年くらい経つと、ステップファミリーもかなり落ち着き、家族としてのまとまりを感じられるようになってくるようです。

ステップファミリーでは子どももある程度成長した状態からスタートすることが多いため、まとまりが生まれた後は初婚家庭よりも安定した家庭になれるとも言われています。

「ステップファミリー」が抱える悩み

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,DRESSY』より引用)

ステップファミリーを築く上で、一番に尊重すべきなのは子どもの意思です。

新しく家族になる養親に対しては、戸惑いを抱いてしまうのは当たり前なのです。

どんな悩みがあるのか、詳しく見ていきたいと思います。

子どもと継父・継母との関係

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,『DRESSY』より引用)

ステップファミリーで多い悩みのひとつに、子どもと継父・継母との関係が挙げられます。

お子さんの物心がつく前であれば、相手に懐きやすいですが、大きくなってくるとなかなか難しいこともあります。

しかし、これは子どもにとってみれば 仕方のないことかもしれません。

見知らぬ人と関係を築くのは大人でも難しいことですので、親子関係となればなおさらでしょう。

特に思春期のお子さんがいる場合は、再婚に踏み込むことはなかなか難しいかもしれません。

子どもは反対しているのに強行しようとしてしまうと、親子関係が悪化してしまうこともあるので、慎重に考える必要があります。

子どもが優先になるためパートナーとの関係が後回しになってしまう

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,『DRESSY』より引用)

子連れ再婚は、“子どもが”幸せになれるかどうかがとても大切です。

しかし、子どもを優先させてばかりだと、パートナーとの関係がうまく作れないこともあります。

子どものことを気にして再婚相手のことを気にかけなかったり、相手の心構えができる前に父親(母親)のように扱ってしまったりしてしまわないようにまずはよくパートナーとの関係性も大切にしましょう◎

再婚後に、実親と子どもを定期的に会わせることもあるかと思いますが、そのことをよく思わないパートナーに対して「なぜ理解してくれないのか」などと言うと、2人の心が離れてしまいます。

子ども中心に考えるあまり、いざ再婚したら夫婦関係が破綻してしまったというケースもあります…。

パートナーとの関係もこれからをともにしていくためにもとても大切になってきます。

子ども自身が抱えるストレス

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,『DRESSY』より引用)

子どもは、親の離婚によってすでに傷ついている可能性があります。

そこに、新しい親や、場合によっては 連れ子も一緒に暮らすことになったりすれば、大きなストレスを感じてしまうこともあると思います。

ほかにも、自分の親を新しい親に 取られてしまった気持ちになることもあるでしょう。

自分の母親(父親)が父親(母親)以外の男性(女性)と親しくする姿に、嫌悪感を抱いたり軽蔑したりする感情をもつこともあります。

これは子どもの年齢が上がるにつれて強くなる傾向にあります。

特に、今までとは異なる環境で過ごさなくてはいけないストレスが大きくのしかかるため、体調を崩してしまうこともあるかもしれません。

子どもがこれまでの生活習慣から新しいものへと切り替えるのには、大人以上に時間がかかるものです。

2つの家族が一緒になることの悩み

『DRESSY』より引用
(画像=Pexels,『DRESSY』より引用)

お互いに子どもがいる親同士が再婚する場合は、これまで異なる環境で生活していた2つの家族が一緒に暮らすことになりますので、生活習慣の違いから衝突することがあります。

ひとつひとつはささいなことでも、毎日となるとストレスが溜まりトラブルの原因となることがあります。

特に異性の同じくらいの思春期の子たちで兄弟(姉妹)が出来たりすると、お風呂の時間だったり、朝ごはんの時間も違っていたり、常に気を遣って生活することになりますので、ストレスは溜まってしまうと思います。

初婚同士の結婚生活でもそういった部分は難しいところですから、まして子連れの親同士の再婚ならば子どもに生活習慣の妥協を求めるのはとても難しいでしょう。