◆体の調子がよくなり、猛烈な食欲を感じなくなっていった

好きな時に好きなだけ食べていた生活を考慮すると、最初は味気ないかもしれません。しかし、「野菜を1日350g以上」摂る生活をするうちに、ねこくらさんの体に変化がおとずれました。

欲望のままに食べるのではなく、体がよろこぶ栄養素をまんべんなく食べることで、「体の調子がよくなり、猛烈な食欲を感じなくなった」「空腹感はあっても飢餓感がない」という、健やかな体を取り戻したのです。

ねこくらさんが行ったダイエットは、体と心の軌道修正がベースになっています。他人の目線ではなく、自分の心に問い、40歳からの体と人生を作り上げたのです。本書からあふれるねこくらさんの笑顔が、あなたの元気と勇気につながります。

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx