飲食業界の慢性的な人材難という課題を、飲食業界で働く若い人たちが集まるコミュニティとそれを伝えるメディアの力で解決しようとするFood HEROesは、8月31日(土)・9月1日(日)の各日11:00~18:00に、コピス吉祥寺A館3階GREENING広場で開催される食イベント「農toアートのマルシェ in コピス吉祥寺」のフードワゴンに、「むさしのタコス」を出店する。

イベント出店の背景

東京都は、食料自給率0%(※)の低さに加えて、渋滞問題や物流の人手不足などの課題を多く抱えており、物価上昇や環境負荷の観点からも、東京都産の食材を積極的に活用する持続可能な対策が求められている。

飲食店にとっても物価高騰、とくに食材費の高騰により経営が圧迫されており、今までと同じような食材を使って、おいしい食事や飲み物を提供することが困難になってきているという。

そんな状況のなかでは、地元の食料自給率を上げるだけでなく、フード・マイレージ(食料の輸送による環境への負荷)の低い地域の食材を積極的に活用し、料理人の発想・クリエイティビティによって、付加価値がついた料理や飲み物の考案が今後求められてくるだろう。

Food HEROesが運営する30歳以下の料理人のコミュニティ「Food HEROes U-30 COMMUNITY」では、そういった流れを意識し、東京都や茨城県といった都心の産地を回って生産者と交流しながら、ローカルの食材の知見を深めてきた。

さらに、今年1月と3月には、産地を回った食材を使い、若手ならではの新鮮な感性で生み出された料理を提供するポップアップイベント「タコスセッション」を開催。ローカルであるからこそ生み出される価値観の発信を行った。


今回「農toアートのマルシェ in コピス吉祥寺」を企画・運営するアールイーがこうした活動を評価し、イベント出店が決定。

当日は、「Food HEROes U-30 COMMUNITY」のメンバーが考案した東京都産野菜を使った「むさしのタコス」のほか、今年GI認証制度を受けた「GI東京島酒」のハイボールなども販売される。

「農toアートのマルシェ」について