日本果汁代表の河野聡は「世界的果汁不足から国産果汁が注目されています。国内の農家の大半は家族経営、中小農家です。小笠原村の柑橘農家も例外ではありません。中小農家は農作物を作りたくても作れない問題があり、その一つが労働者不足です。労働者不足を補う手段として、「さくピー」を通じ、収穫応援をしたい農業に関心のある人が小笠原村に集まり収穫、京都の工場で生産、製品化。利益の一部を小笠原村の農業振興や観光財源にする一連の流れを作り、社会に貢献したいと考えています」とコメント。

日本果汁では、小笠原島レモンの収穫時期にあたる10月から、東京都島しょ振興公社が実施する定住促進を目的とした取り組みも開始する。この取り組みでは、農業就業体験者と一緒に収穫する島レモンを加工、製品化を行い、2025年1月にさくピーとして販売することも予定している。

8月2日(金)より、農業就業体験の募集がスタート。対象には、小笠原レモンの収穫も含むため、「さくピー」の生産に関われる機会となる。

果実を丸ごと使う日本果汁の取り組み

日本果汁は、2016年に木津川市に現在の工場を設立。多様な設備を活かし、様々な果実加工を少量から大ロット生産まで行う。多彩な商品づくりと、安定した価格での商品販売を実施している。仕入れから製品化までワンストップでできることを強みとしている。

工場には、全国各地から様々な果実が集まり、加工内容ごとにライン分け。1日1日作る物が異なり、臨機応変に対応できるのが特徴だ。


日本果汁がこれまでに全国の果汁農家から仕入れた果実は100種類以上あるという。果実を丸ごと全て活用し、無駄のないサステナブルな商品開発。農家から果実を適正価格で継続購入する取り組みも実施。これによって、多数の果実の常時取り扱いを実現している。

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