年金をむしり取ろうとする息子の面会をひたすら待つ

定年後に熟年離婚し、以後一人暮らしをしているという80代の患者さん。「真面目に働いて管理職まで努めたから、それなりの額の年金がある」と言っていました。

面会にやってくるのは、一人息子のみ。しかも決まって年金受給後にやってきては、お金をせびって帰っていきます。

「金目当てだ」と看護師に愚痴ってはいましたが、面会に来てくれるのは嬉しいようで、息子が来る日をひたすら待っている様子に寂しさを感じました。