髪の毛をより美しく見せるために縮毛矯正をしている方は多いですよね。これからやってみようとしている方は、縮毛矯正がどのくらいの期間保てるのか、またどのくらいの頻度でやればいいのかわからないことも多いでしょう。そこで、縮毛矯正の期間についてのまとめです。

縮毛とは

まずは縮毛についてです。 縮毛とは、字の通り毛が縮れていることですが、主に髪の毛に使います。 縮れていると言っても、チリチリに縮れた状態ではなく、くせ毛やいわゆる天然パーマの状態を縮毛と呼んでいます。

天然パーマという言葉自体、パーマの文化が生まれてからできた言葉なわけですが、くせ毛を生かすヘアスタイルもあり、縮毛矯正はストレートヘアにしたい方が主に行っているようです。

かつてのような「長い黒髪が美」という概念は、現代の日本にはそんなに残っていないのではないでしょうか。

縮毛矯正とストレートパーマの違い

縮毛矯正もストレートパーマも似たように思えますが、どれくらいの違いがあるのかご存じでしょうか。 仕上がりは同じに見えても施術方法には大きな違いがあります。 薬剤でくせ毛を伸ばすのがストレートパーマであるのに対し、縮毛矯正は薬剤+熱によってくせ毛を伸ばします。

ストレートパーマをかける方は、基本的に元々がストレートヘアの方で、パーマの残った髪をストレートに戻す際に行います。 あとは、ボリュームを抑えたいときにも使いますね。

縮毛矯正は、くせ毛そのものを矯正しストレートヘアにするものです。

その他の大きな違いとしては、ストレートパーマは数か月で「パーマがとれる」状態になりますが、縮毛矯正は一度矯正をかけた部分は半永久的に真っすぐに矯正されるのです。

縮毛矯正の期間*ショートヘア

ヘアスタイルによって、縮毛矯正を行う頻度は違ってきますよね。 ショートヘアの場合、ただでさえちょっと伸びるとヘアスタイルが思い通りにきまらなくなるものです。1ヶ月経っただけでもその1ヶ月分が気になってしまうことでしょう。

そこで、シュートヘアの場合どれくらいの頻度が適正なのか。 縮毛の度合いにもよりますが、髪の毛や頭皮への刺激も考慮し、ショートヘアの方は2ヶ月の期間を空けるのが望ましいとされています。勿論、3ヶ月空けられる方は3ヶ月空けたほうが髪にはいいですね。

伸びた部分のくせ毛が気になってしまうでしょうから、できれば2ヶ月という期間が過ぎていなくても縮毛矯正したくなりがちですが、健康な髪の毛を保つためにはやはり2ヶ月の期間を空けてあげるのがベストなのです。

せっかく縮毛矯正で美しい髪の毛を手にしているわけですから、最低2ヶ月の期間だけは我慢しましょう。その間気になるのは前髪だと思われますが、しっかりブローすることで次の縮毛矯正までもたせるようにしましょう。

縮毛矯正の期間*ロングヘア

ショートヘアが2ヶ月の期間を空けるのに対し、ロングヘアの場合はどれくらいの期間を空けるべきなのか。 ロングヘアの方は6ヶ月の期間を空けるのがベストとされています。 1ヶ月に1㎝伸びるとして、6ヶ月というと6㎝になり、6ヶ月なんて待てない!と思うかもしれません。 実際、3ヶ月おきに縮毛矯正に通われる方もいるようですが、3ヶ月おきとなると髪へのダメージは相当なものとなります。

6ヶ月の間に伸びた部分ですが、ロングヘアの場合髪の毛自体の重さがあり、伸びた部分を引っ張ってくれています。そのため、ショートヘアよりも縮毛矯正をかける頻度は少なくて済むわけです。 3ヶ月おきに行かれている方はお手入れもされていることでしょうが、髪の毛そのものが弱ってきていますし、生えてくる髪の毛にも影響が出てしまいます。

6ヶ月も待てないと思うかもしれませんが、日頃のお手入れをきちんとしていれば6ヶ月おきでも大丈夫なのです。 くれぐれも3ヶ月なんていう短期間に行わないよう注意しましょう。

縮毛矯正期間を長持ちさせたい!

髪の毛を労わるためにも金銭的にも、次の縮毛矯正まで少しでも長く期間を空けたいですよね。 1ヶ月でも期間が延びれば、1ヶ月分髪へダメージを与えずに済みます。2ヶ月なら2ヶ月分、3ヶ月なら3か月分、健やかな髪の毛でいられるわけです。 いくら髪へのダメージ軽減をうたう美容院であったとしても、ノーダメージというのはあり得ません。 髪を健康に保つには、自分自身にできるケアをマメにしていく必要があるのです。

縮毛矯正を長持ちさせるためには、施術当日のシャンプーは控えることです。できれば2日空けてのシャンプーが望ましいとされています。 縮毛矯正によってストレートになっていますが、しっかりとストレートが固定されるまではシャンプーをしない方がよく、そのためにできれば2日空けたいのです。

どのくらい我慢できるかには個人差がありますし、状況にもよると思いますが、特に大事な前髪への縮毛矯正を効かせるためにもせめて当日のシャンプーはしないように心がけましょう。