【見どころ6】金子みすゞブロンズ像
18歳当時のみすゞ等身大のブロンズ像 です。像の周りは石畳や植栽が施され、小さな公園として整備されています。長門市に本籍をおく、元内閣総理大臣・安倍晋三氏の直筆メッセージも彫られています。
【見どころ7】極楽寺
「極楽寺」という作品中にも出てくるお寺です。わかめむすびのお弁当を持って、 春のさくら を見に行った様子が詠われています。石畳が美しい境内で、趣があります。
【見どころ8】遍照寺（みすゞ墓所）
みすゞのお墓があるお寺 です。誰でも自由に出入りできますので、墓石の目の前でお参りすることができます。お墓までは案内板がありますので、それに従います。「こころ」という作品も飾られていて、みすゞのお母さまとの思い出が読み取れます。
【見どころ9】日本近代式捕鯨発祥の地
長門市仙崎はかつて捕鯨で栄えました。なかでも日本遠洋漁業株式会社（現：日本水産株式会社）は、日本で最初に近代式捕鯨を手掛けた企業で、みすゞ通りには 本社の跡地 が残されています。みすゞも「鯨捕り」という詩を詠んでおり、 クジラが身近な生き物 であったことが伺えます。
【見どころ10】渡船所跡
みすゞ通りのゴールとも言える海沿いのスポットです。かつて青海島と仙崎間の瀬戸は、 市営渡船が運行 されていました。みすゞは、海の潮や舟をテーマにした「瀬戸の朝」という詩を詠んでおり、ここへ来れば彼女が見ていたのと同じような風景を見ることができます。詩碑もあります。
【立寄りスポット】道の駅センザキッチン
ここまで「みすゞ通り」でチェックしたい見どころを10個ご紹介してきました。
みすゞ通りのスタート地点にあたる仙崎駅から、徒歩約5分の場所にある 道の駅センザキッチン にも、みすゞの作品や像が飾られていますので、気になる方は合わせて訪問してみてください。
代表作のひとつ「大漁」が石に彫られています。すぐ近くには海と港があり、 海辺の町の景色 を楽しむことができます。センザキッチンはとても広く、 ショッピングや食事 など、充実した時間を過ごせます。
この記事を書いたトラベルライターから一言
みすゞ通りを散策した日はあいにくの雨でした。晴れてくれたらよかったなと思う一方で、良かったこともあります。みすゞの詩には長門市仙崎の、雨や曇りの様子を詠んだものがあります。そんな詩を雨の日に見ると、「みすゞもこんな空模様を見ていたのかな？」と想像力が掻き立てられます。そう考えると、雨でも心を許せてしまう、そんな旅なのでした。（菊地早秋）
提供：トリップノート
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