◆お花見デートを重ねるうちに…
そして2度目のお花見デートは5分咲きの桜がとても綺麗だったそう。
「優弥さんの雰囲気が以前とは変わっていたので聞いてみたら、私が前回『もっと明るい色の服が似合うし、ヘアスタイルは短めの方が合っていると思う』と言ったらしく、しっかり改善してきてくれていたんですよ。そんなことを言ったのはすっかり忘れていたのですが」
自分の好みに近づいていた優弥さんの姿と、その柔軟性に千秋さんは好感を抱きました。
「こうやって人の意見を受け止めて変わっていける人こそが、実は大人で器が大きいってことなのかも…と思い始めたらデートがどんどん楽しくなってしまって(笑)」
そして優弥さんに「桜が咲いているうちはいっぱい目に焼き付けようよ。幸せになれるから」と誘われるがままに満開の桜、散りかけの桜吹雪、葉桜まで何度もお花見デートを重ねたそう。
「ふと“桜の季節が終わってしまったら、もうデートには誘ってもらえなくなるのかな?”と考えた時に寂しさを感じ、自分の恋心に気がついたんです。何度も会っているうちに最初は消極的だと感じていた優弥さんの性格が、実は細やかな心配りのできる優しさなんだと分かり、気がついたら私の方からお付き合いしたいと言っていました」
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