◆「買い出しは義務」という発想を変えてみる

 まずは、みなさんご自身の“買い物に対する意識”について確認するところからはじめていきましょう。

 もしかすると「育児や仕事の合間を見つけて買い出しをしなければならない」という状況かもしれません。改めて、私もその気持ちに共感しつつ、本当におつかれさまですと申し上げたいです(当たり前だろと思われていて、誰も言ってくれないですよね)。

 そうです、「買い物は親がしなければならない切羽詰まった義務的な行為」という考えを強く持っていませんか? もしそうだとしたら、月に一度だけでも少し考え方を和らげてみるのはいかがでしょうか?

 例えば月に一度、子どもとスーパーでの買い出しを楽しい時間として決めて、どうせなら学びにもしちゃおうという発想です。

 私は子どもと一緒に生活をする上で、勉強以上に大切にしていることがあります。それは、「食卓は家族みんなで作るもの」という考え方。

 食生活をやりくりすることは、勉強や習い事よりも根源的であり、毎日そして一生続く大事なテーマです。子どものうちから能動的な思考や行動ができるようにしておくことは、将来大きな差になっていくことを自分自身の体験を通して実感しています。

 それでは実際に私が息子と実践していることの中から、誰でも今日からすぐにはじめられる3つのアイデアをご紹介します。