◆石を投げた上級生の保護者に直談判することに…

「たまたま大きなケガをしなかったのは、不幸中の幸いでしたが、怪我をするほどの石を投げられたことは事実ですし、学校側もきちんと認識してほしかったので、校長に連絡して事情を説明しました。ですが『大変でしたね』のひとことのみ。ケガがないから、というのが理由で、あまり取り合ってもらえませんでした。石を投げた保護者と話したいと言うと、自分で電話してくださいと言われたんです」

学校の不誠実な対応にガッカリしながらも、せめて息子に石を投げていた事実を伝え、謝罪してほしいと佐野さん。

電話をかけるキャリアウーマン
気が重いまま石を投げた子の保護者に電話したのですが…。

「1年生の子が、6年生から大きな石をもって追いかけられたら、それは相当怖いと思います。たまたま当たらなかっただけで、うちの子も石を投げられたことを伝えると『ああ、そうなんですね……すみません』と面倒くさそうに言われました」