体型が変わらない人の体型管理法を聞くと、「水は常温で」「身体を冷やさないようにしている」という回答ほとんどというほど見受けられ、“温活”に力を入れていることは明らか。でも、身体を温めることでどのようないいことがあるのか、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、“温活”がなぜダイエットに効果的なのか、そして、日常生活に無理なく取り入れられる方法を紹介します。

体の冷えはダイエットの大敵です

ダイエットをする上でのキーワードの1つが“代謝”。いかにこの代謝を上げるかが、効率よくダイエットを行えるかの鍵となります。

ある研究結果によると、「体温が1度下がるだけで代謝が10%以上落ちる」とのこと。さらに、体温が下がることで血管が収縮するため、血液の流れが悪くなります。血行が悪くなると血液中の糖分・脂肪を燃やす力が弱くなったり、老廃物を排出する力が弱くなったりといった影響が。そうなると脂肪やむくみが体内に老廃物として蓄積されていってしまうのです。

また、体温が下がると身体がエネルギーを蓄えようとする為、基礎代謝が下がり、痩せにくくなってしまいます。

今すぐ採り入れたい!とても簡単な「温活習慣」

上述の通り、痩せ体質を叶えるためには、代謝を上げること、体温を下げないこと、そして血行を促進することが鍵に。そこで今すぐ採り入れたいのが、下記の「温活習慣」です。

(1)湯船にしっかりつかる

仕事や学校から疲れて帰って来て「1秒でも早く寝たい!」という気持ちから、シャワーで簡単に済ませてしまう気持ちもわかりますが、湯船につかることで身体を芯から温めましょう。湯船で全身に水圧がかかることでも血行が良くなり、疲労回復にもつながります。

(2)簡単な運動で筋肉量を上げる

筋肉を動かすことも体温を効率的に上げる上で必須。何も週に何度もジムに通う必要はなく、日常的に無理なく行える運動を続けましょう。ウォーキングでも大丈夫ですし、家でも行えるストレッチやヨガ、筋トレもおすすめです。

(3)体温を上げてくれる食事を摂る

東洋医学の考え方で、食べ物には「身体を温める食べもの」「身体を冷やす食べもの」に大別されます「身体を温める食べもの」を積極的に摂ることを意識するだけで、体質は変わっていきますし、冷え対策にもつながるでしょう。

暑い毎日だと、どうしても冷房の下で1日を過ごすことが多く、気付かぬうちに体が冷えて代謝が低下という悪循環に陥ってしまうことも。そうなると夏太りは避けられなくなってしまうので、ぜひ今回紹介した簡単な「温活習慣」を実践して、夏太りとは無縁の痩せ体質をキープしていきましょうね。